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地域構造の変化と民俗芸能の継承に関する民俗学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K20841
補助金の研究課題番号 18H05635 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0104:地理学、文化人類学、民俗学およびその関連分野
研究機関東京外国語大学 (2019)
筑波大学 (2018)

研究代表者

松岡 薫  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (90824350)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード俄 / 民俗芸能 / 継承 / 地域変容 / 地域社会
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は、俄(にわか)という民俗芸能を対象とし、少子高齢化や過疎化の影響によって民俗芸能の担い手が減少しているという現代的状況において、民俗芸能がいかに継承されているのかを動態的に明らかにすることである。
本研究では、具体的に民俗芸能を支える演者や担い手、コミュニティに焦点をあて、参与観察によって収集した一次資料をもとに民俗学的手法から分析する。これにより、文化財の資源化といった政策的な議論では捨象されてしまう、民俗芸能の上演における多様な立場性の人びとの関係性や、継承過程の不安定さについても描き出せる。

研究成果の概要

本研究は、俄(にわか)という民俗芸能を対象とし、少子高齢化や過疎化の影響によって民俗芸能の担い手が減少しているという現代的状況において、民俗芸能がいかに継承されているのかを動態的に明らかにするものである。
本研究では、祭礼への参与観察と俄の演者へのインタビュー調査を実施し、今日の民俗芸能においては個人の選択やライフコースのあり方にくわえて、民俗芸能の「文化財」化が継承に大きく作用していることを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果は、現代の少子高齢化や過疎化といった社会問題に対する地域社会の対応について考察するものであり、広く社会に有益な資料と知見をもたらすものである。とくに、近年は民俗芸能を文化財として保存、活用する動きが活発化する一方で、地域においては担い手の確保に苦慮するというジレンマを地域社会が抱えている今日的状況もある。こうした社会的背景も踏まえ、民俗芸能の継承過程について微細に分析する必要性を認識した。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] にわかの演技の作られ方―台本なしの稽古に密着して2020

    • 著者名/発表者名
      松岡薫
    • 雑誌名

      FIELDPLUS

      巻: 23 ページ: 24-26

    • NAID

      120006864314

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 俄における演目と演技の制作技法2019

    • 著者名/発表者名
      松岡薫
    • 学会等名
      日本民俗学会第71回年会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 北部九州における俄の上演―形式・演目・即興性―2018

    • 著者名/発表者名
      松岡薫
    • 学会等名
      民俗芸能学会年次大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

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