研究課題/領域番号 |
19K20955
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補助金の研究課題番号 |
18H05763 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
徳島 祐彌 兵庫教育大学, その他部局等, 助教 (00819443)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 体育 / カリキュラム / アメリカ / スポーツ / スタンダード |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、アメリカにおける体育カリキュラム論の検討を通して、スポーツ種目による内容編成ではなく「技能」と「楽しさ」を中軸とした体育カリキュラムを開発する。具体的には、体育カリキュラムに関する議論が蓄積されてきた1960年代以降のアメリカに着目し、学問を重視する系譜と人間性を重視する系譜の対立点に即して検討する。研究方法としては、文献調査、アメリカでのフィールドワーク(授業観察とインタビュー調査)を行う。アメリカの体育論の研究と日本の体育実践の研究とを重ね合わせることで、実際の学校現場で活用できる体育カリキュラムを提案する。
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研究成果の概要 |
本研究では、技能の習得や運動の楽しさの保障を目指す体育カリキュラムの構築を目的として、主に1960年代以降のアメリカにおける体育カリキュラム論の展開を検討した。本研究の主要な成果は、(1)アメリカにおける体育理論のいくつかの系譜(ムーブメント教育、アドベンチャー教育、スポーツ教育)におけるカリキュラム設計の方法を整理したことと、(2)アメリカの議論を踏まえつつ「逆向き設計」に基づく体育カリキュラムを構想したことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、ムーブメント教育、アドベンチャー教育、スポーツ教育などアメリカにおける体育カリキュラムのいくつかの系譜について、思想的背景とカリキュラム設計を整理した点にある。また、本研究の社会的意義は、日本の学習指導要領等を検討したうえで、「逆向き設計」の考え方を用いた体育カリキュラムを構想した点にある。このように、アメリカにおける体育カリキュラム論を整理し、その上で日本の体育カリキュラムの在り方を構想した点が本研究の成果である。
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