• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

画像回復手法で迫る太陽表面における磁気流体波駆動機構の同定

研究課題

研究課題/領域番号 19K21059
補助金の研究課題番号 18H05878 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0204:天文学、地球惑星科学およびその関連分野
研究機関国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

研究代表者

大場 崇義  国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 宇宙航空プロジェクト研究員 (10824443)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード太陽 / 光球 / 磁場 / 偏光分光 / 対流 / 偏光 / 分光 / 画像解析 / エネルギー輸送
研究開始時の研究の概要

太陽外層大気の加熱機構を解明するには,「太陽表面で生じている対流運動が,磁場にエネルギーを蓄積する」過程を捉えることが不可欠である.一方, 現状の観測機器では, 水平ガス運動を捉えるためには空間分解能が不十分であった.そこで,望遠鏡の結像性能を補正する技術を開発する.これにより,「磁場周りの水平ガス運動パターン」および「応答する磁場のダイナミクス」を初めて観測的に捉えることを目指す.

研究成果の概要

本研究は, 太陽表面における磁気流体波を励起するメカニズムの同定を目指したものである.これまで捉えることが困難であった背景には, 既存の観測機器では微細な磁束管を空間分解できなかった点にあった. そこで, 望遠鏡の結像性能を高精度に向上させる技術を開発した. 本研究により, 太陽表面における微細な磁場診断を可能にし, 詳細な磁束管構造を捉えることに成功している.

研究成果の学術的意義や社会的意義

太陽において生じている動的現象の多くは, 大気中に無数に存在している微細な磁束管が駆動していると考えられている. 本研究において, これらの微細な磁束管を高空分解能・高精度で物理量診断する技術を開発した. 今後, 本手法を既存の観測データに適用することで, 磁気流体波の励起に限らず, 磁束管が駆動する様々なエネルギー解放現象について理解が進むことが期待される.

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2021 2020 2019 その他

すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件)

  • [国際共同研究] マックス・プランク研究所(ドイツ)

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [国際共同研究] マックス・プランク研究所(ドイツ)

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [国際共同研究] マックス・プランク研究所(ドイツ)

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [雑誌論文] Average Radial Structures of Gas Convection in the Solar Granulation2020

    • 著者名/発表者名
      T. Oba, Y. Iida, and T. Shimizu
    • 雑誌名

      The Astrophysical Journal

      巻: 890 号: 2 ページ: 141-141

    • DOI

      10.3847/1538-4357/ab6a90

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] TBD (招待講演のオファーを承諾しているが、現段階で講演登録がまだ始まっておらずタイトルは未定)2021

    • 著者名/発表者名
      Takayoshi Oba
    • 学会等名
      Hinode-14/IRIS-11 Joint Science Meeting
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] How does the solar surface convection form the asymmetry in spectral profiles?2019

    • 著者名/発表者名
      T.Oba, Y.Iida, T.Shimizu
    • 学会等名
      Hinode Science meeting 13
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 太陽光球大気における平均対流速度場構造2019

    • 著者名/発表者名
      大場崇義, 飯田佑輔, 清水敏文
    • 学会等名
      プラズマ核融合学会年会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 将来観測機器で探る光球熱対流のサイエンス2019

    • 著者名/発表者名
      大場崇義
    • 学会等名
      太陽研連シンポジウム「太陽研究の将来展望」
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

URL: 

公開日: 2018-08-27   更新日: 2024-03-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi