研究課題/領域番号 |
19K21069
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補助金の研究課題番号 |
18H05892 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0301:材料力学、生産工学、設計工学、流体工学、熱工学、機械力学、ロボティクス、航空宇宙工学、船舶海洋工学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
岡 智絵美 名古屋大学, 工学研究科, 助教 (70823285)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 磁性ナノ粒子 / マイクロバルブ / マイクロ流体システム / 熱応答性ゲル / 交流磁場応答 / マイクロアクチュエータ / 遠隔制御 / 磁気特性評価 / 磁性ナノ粒子の発熱特性 |
研究開始時の研究の概要 |
無配線・遠隔制御可能なマイクロアクチュエータの開発は,微小機械の小型化・高性能化に不可欠である.本研究では,磁性ナノ粒子の交流磁場中における発熱を駆動源とする,新規交流磁場応答アクチュエータ開発の基礎研究を行う.まず,粒子サイズと凝集状態の異なる磁性ナノ粒子を調製し,発熱量と交流磁場周波数の関係を明らかにする.そして,磁性ナノ粒子と熱応答性ゲルを組み合わせたアクチュエータを複数個作製し,交流磁場周波数により,複数のアクチュエータを1つのコイルで個別制御可能なシステムの開発を目指す.
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研究成果の概要 |
本研究では,無配線・遠隔制御可能な交流磁場応答マイクロバルブを考案し,開発に向けた基礎研究を実施した.そして,マイクロバルブ作製プロセスを確立し,マイクロバルブの試作を行い,交流磁場によるバルブの開閉駆動を確認した.その結果,マイクロバルブが交流磁場印加により実際に駆動することを確認した.今後更なる検討が必要ではあるが,本研究により無配線・遠隔制御可能な新規マイクロバルブの実現可能性が確認できた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,無配線・遠隔制御可能な交流磁場応答マイクロバルブを考案し,開発に向けた基礎研究を実施した.そして,今後更なる検討が必要ではあるが,本研究により無配線・遠隔制御可能な新規マイクロバルブの実現可能性が確認できた.今後引き続き研究を実施することにより,提案するマイクロバルブ群が実現すれば,バイオ・医療・環境分野で活躍するマイクロ流体システムのさらなる発展に貢献すると期待できる.
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