研究課題/領域番号 |
19K21438
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補助金の研究課題番号 |
18H06355 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
田中 里枝 産業医科大学, 医学部, 非常勤助教 (90821637)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 予防医学 / 社会医学 / 産業医学 / 食生活 / 栄養 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では職業ごとの労働因子と食生活の関係を明らかにし、産業保健領域での健康教育に有用な質問票の開発を目指す。労働者を対象に、対面での労働因子と食事摂取に関するアンケート調査を行い、結果を解析し、職業グループごとの労働因子と食事摂取との関連性を検討する。労働因子に関する質問票は職業ごとの労働因子の違いを十分に配慮、検討して作成するオリジナルのもので、質の高い研究結果が得られることが期待される。
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研究成果の概要 |
本研究では職種ごとの食生活に着目し、職業の特殊性に由来する労働因子と食生活についての関係を明らかにし、その過程において健康教育に有用な質問票の開発することを目指した。オリジナルの質問票によるアンケート調査を実施し、様々な労働因子と食行動について検討した。解析結果からは通勤時間と朝食摂取、接客業務と食べる速度についての関連がある可能性が示唆された。質問票作成、解析、改定を通して働く人の食生活状況を簡潔かつ正確に把握するための質問についても検討を重ねたため、本研究の知見が今後の職域における健康教育の一助となることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
労働因子と食生活との関連を踏まえることで、医療・産業保健現場において、仕事の性質や働き方の影響を十分に考慮した上で働く人の食生活改善に向けた細やかなアプローチが可能となると考えられる。本研究成果が個々人の仕事のスタイルに即した食生活改善に向けて実践的な働きかけを行う際の一助となり、勤労世代の健康保持・増進に貢献することが期待される。
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