研究課題/領域番号 |
19K21451
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補助金の研究課題番号 |
18H06370 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
崔 美善 大阪大学, 医学系研究科, 特任助教 (70823673)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 活性型ビタミンD / 血管内皮機能障害 / FMD検査 / 動脈硬化度 / ビタミンD / FMD / 疫学研究 |
研究開始時の研究の概要 |
ビタミンDは食物から摂取され、または日光や紫外線によって皮膚から合成され、肝臓で活性型ビタミンDとなる。近年、ビタミンDの動脈硬化抑制作用が注目され、心血管疾患の予防への期待が高まっている。しかしながら、これらの知見は欧米での研究によるものであり、乳製品の摂取量が欧米に比べて非常に少なく、ビタミンDの摂取量も多くない日本人に置いて、ビタミンDの代謝と動脈硬化との関連を検討した疫学研究は殆ど見られない。そこで、本研究は、日本の地域一般住民を対象に、血中活性型ビタミンD濃度と早期動脈硬化指標である血管内皮機能障害との関連を明らかにすることを目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究は、日本の地域住民を対象に、血中活性型ビタミンD濃度と血管内皮機能及び動脈硬化度との関連を明らかにすることを目的に実施した。FMD検査で血管内皮機能を、AI検査で動脈硬化度を評価し、それぞれと血中活性型ビタミンD濃度との関連を検証した。その結果、血中活性型ビタミンD濃度は血管内皮機能と動脈硬化度と関連が見られ、血中活性型ビタミンD濃度が15~<20 ng/mLであるグループで血管内皮機能障害や動脈硬化度が低い,J-shape傾向を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血管内皮機能障害は心血管疾患の初期障害の一つであり、損傷の厳重さで動脈硬化の進行を判断し、心血管疾患の発生リスクを予測が可能とされる。近年、ビタミンDと循環器疾患との関連性が注目され、ビタミンDと血管内皮機能の関連も研究されているが、先行研究のほとんどが患者を研究対象としており、健常者を対象とした研究はない。本研究は日本の地域一般住民を対象に血中活性型ビタミンDとの血管内皮機能障害との関連を検討した初めての疫学研究である。
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