研究課題/領域番号 |
19K21490
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補助金の研究課題番号 |
18H06412 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
加藤 壯 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50822061)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 脊椎 / 動作解析 / 3次元 / 立位 / 脊柱変形 / 歩行 / バランス |
研究開始時の研究の概要 |
脊椎疾患そのものや、疾患に対する手術によって、実際の身体の動きや、関節にかかるストレスにどれくらいの影響があるかを3次元的なモーションキャプチャーシステムを用いて計測する。従来のX線検査では得られなかったデータを獲得することにより、適切な手術方法や、手術による矯正の目標を明らかにすることが本研究の目的である。
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研究成果の概要 |
赤外線カメラによるモーションキャプチャーシステムおよび床反力計(動作分析装置MA-3000、アニマ株式会社)を用いて、健常者ボランティアを8名募り参加を依頼し、静止立位1分間および椅子からの立ち上がり動作での動揺の程度と下肢関節にかかるモーメントの基準値を計測した。体表マーカーの設置位置を厳密に定義し、より再現性の高いデータ取得を目指したが、股関節モーメントについてはICC(2,1)=0.56と良好な結果を得ることができなかった。モーメントは体表マーカーから計算される座標上の関節位置と、重心COPの位置関係によって大きく影響を受けるので、その定量的な評価は困難であると結論した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
下肢の各関節におけるモーメントの定量的評価を、モーションキャプチャーによる3次元的計測により確立することを目標としたが、計測系の煩雑さや、表面マーカー設定の再現性の乏しさなどにより、実用的な信頼度を担保するのは困難であると結論した。特に脊椎疾患患者の術前後の比較は、期間が大きく離れることや、マーカーの設置位置そのものの再現性を担保できないことから、信頼性の高い比較を行うことは困難であると推測される。今後は、3次元モデル構成に必要最小限のマーカー数を用いて、重心動揺や、体節ごとの可動域計測を行う方針とし、外来においても計測可能な可動式計測装置を用いることで、実臨床への早期応用を目指すこととした。
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