研究課題/領域番号 |
19K21516
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補助金の研究課題番号 |
18H06445 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 愛知学院大学 (2020) 明治学院大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
坂本 慶子 愛知学院大学, 心身科学部, 助手 (50771250)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | キック動作 / 女子サッカー / 骨盤角度 / 膝関節角度 / 足部速度 / スポーツパフォーマンス評価法 / スポーツバイオメカニクス / 支持脚伸展角度 / コーチング / 評価法 / 順動力学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,女子サッカー選手のキック動作を対象に3Dモーションキャプチャーシステム及び高速度カメラを用いて,これまで十分に検討がされてない性別・人種等から生じる身体的特徴と競技レベルから生じる動作の違いを明らかにし,女子選手が効果的にボール速度を高めるための技術的要点を示す.また,新たに開発した3次元順動力学シミュレーションを用い,多様な差異を考慮したスポーツパフォーマンス評価法を構築することにより,女子サッカーの普及,競技力の向上を図ると共に,世界の体育,スポーツの発展に貢献する.
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研究成果の概要 |
本研究の主な目的は,女子サッカー選手のキック動作について,その動作の様々な特徴を明らかにすることであった.女子サッカー選手のインステップキック動作を対象に3次元動作分析を行ったところ,大別して2つのキックタイプがみられ,特に骨盤の動作に顕著な違いが示された.この結果は,女子選手が意識的な介入によって2つのキック技術を保持できる可能性があることを示唆した.また,フォワードスイング時における支持脚の膝角度変化量が小さい選手は,より高い足部速度が得られていた.これらの動作の違いは,有効な指導評価となり得ると考えられ,女子選手の特徴に応じた指導が必要であることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,これまで明らかになっていなかった女子サッカー選手のインステップキック動作において女子選手間で異なる様々な特徴を示した.スポーツ科学の発展の一環であるという国際的な認識が薄く,軽視されていた女性アスリートのコーチング及びパフォーマンス研究の発展に貢献すると考えられる.また,選手の動作特性と傷害の発症メカニズムを併せて検討した上で性別に特化したトレーニングを提供することは,医科学的発展にも資するものである.
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