研究課題/領域番号 |
19K21520
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補助金の研究課題番号 |
18H06449 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
上原 信太郎 藤田医科大学, 保健学研究科, 講師 (30725130)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 運動探索 / 運動学習 / 外側前頭前野 / 経頭蓋磁気刺激 / 経頭蓋直流電流刺激 / 前頭前野 / 非侵襲的脳刺激法 / 反応時間課題 |
研究開始時の研究の概要 |
私たちは、新たな運動目標に直面した際、様々な運動パターンを試すことでより適切な運動方略を学習する。この行動は運動探索と呼ばれ、合目的運動の学習において重要な役割を担うことが示唆されるている。しかしながら、運動探索行動を調整する神経生理的機序など、その神経基盤を理解するには至っていない。そこで本研究は、非侵襲的脳刺激法を利用して、運動探索に関わる神経生理的機序を理解することを目的とする。本研究を通じて、定型的な運動パターンに陥った神経疾患患者の運動再学習を促す新たな脳刺激法の開発など、応用への足がかりとなる知見が得られることが期待される。
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研究成果の概要 |
ヒトの運動探索行動の責任領域として外側前頭前野を仮定し、同領域の活動変化を捉える神経生理的指標と運動探索自体の基本的特性について調査した。着目した神経生理的指標は一定レベルの活動変化を捉える可能性がある一方で、感受性は不十分であることが示唆された。また、運動探索量は運動学習過程で増大し、その後も持続して増大傾向にあることが示された。本研究によって運動探索の神経機序を探るための基礎的知見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
私たちは新しいスポーツに取り組む時など、最も良い結果に繋がる方法を見つけるべく様々な運動を試す。これは運動探索と呼ばれ、合目的運動の新規学習において重要な役割を担うことが示唆されている。しかしながら、運動探索行動の神経機序や基本的特性は明らかにされていなかった。本研究は、効率的な学習を促すための条件設定や定型的運動パターンにおちいった際に効果的に脱却できる介入手法など、身体教育やリハビリテーション領域での応用への足掛かりとなる基礎的知見を提供した。
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