研究課題/領域番号 |
19K21569
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
高度科学技術社会の新局面
|
研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
丹後 俊郎 帝京大学, 大学院公衆衛生学研究科, 客員教授 (70124477)
|
研究分担者 |
島津 秀康 帝京大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (20634348)
鈴木 明日香 (根本明日香 / 根本 明日香) 帝京大学, 公私立大学の部局等, 講師 (20722482)
山岡 和枝 帝京大学, 公私立大学の部局等, 客員教授 (50091038)
|
研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
|
キーワード | 健康 / 生物多様性 / 相互作用 / 大規模データ / サンプリング / 時間的・地域的集積性 / 空間疫学 / 統計科学的モデリング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、生物多様性と健康との相互作用を勘案し、大規模データからのサンプリングと地域の時間的・地域的集積性により、空間疫学的観点から実践的連関性を検討し、今後の課題発見を探る方法の新展開を図ることである。 2015年に世界保健機関が生物多様性条約事務局と、生物多様性の保全と、持続可能な利用が人間の健康に好影響を及ぼすことを示す報告書を公表して以来、健康と生物多様性に関する研究が着目されてきた。両者の相互作用に関して、学際的研究の視点から、大規模データからのサンプリングや空間集積性に関する統計科学的モデリング・分析は実践的であり、課題の発見や要因との関連性の分析に役立つことが期待される。
|
研究成果の概要 |
本研究の目的は、健康と生物多様性の相互作用を考察し、大規模データからのサンプリングと地域の時間的・地域的クラスタリングの空間疫学的観点から実践的関連性を検討し、将来の課題を調査する手法の新たな開発を計画することである。今後の研究の新たな方向性、地球規模での生物多様性に関するデータベースの拡充、地球規模の生物多様性と生物多様性の変化に関するデータ分析とモデリング(視点1)、腸内細菌叢の集団構成データに用いられる多様性指数と統計手法の見直しについて(視点 2)、自殺死亡率の傾向に関する空間疫学調査(視点 3)を実施した。環境要因の反応と生物群集を関連付けるモデルの更なる開発が必要である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生物多様性と健康には相互に関連する様々な課題が関係しており、その課題の解決のためには各種連携や社会科学と自然科学の枠を超えた学際的なアプローチに基づいた計画立案や地域コミュニティを巻き込んだ実践が必要となってくる。生物多様性を勘案し大規模データを用いたサンプリングによる不確実性を考慮した適切な調査計画の立案や、統計科学的モデリングを行っていくことは学術的意義や社会的意義を有する。
|