研究課題
挑戦的研究(萌芽)
日本語母語話者が第二言語として英語を発話産出する際の様々な音韻現象を、実験室環境で なく自然な会話において詳しく観察・分析する。ここでターゲットとなる、分節的および超 分節的な現象については豊富な先行研究の蓄積から精査したうえで整理されている。先行研 究における知見の蓄積を再評価・再検討することにより、second language phonologyのメカニ ズムに迫る。
本研究は、第二言語として日本語母語話者による英語発話の特徴について、帰納的かつ同時に探索的な視点から再検討を行う試みである。日本語を母語とする英 語のearly learners(幼少期習得)及びlate learners (思春期以降習得 )の自由会話を録音して得られたデータから、第二言 語として英語を発話産出する際の 様々な 音韻現象を複数のポイントに絞って詳しく観察・分析する作業に着手した。しかし新型コロナウイルス感染拡大により、当初の予定通り、音韻的現象に的をしぼった対面調査が困難となったため、(万一予定通りの遂行が困難となった場 合の案として提案していた通り)すでに収集済みの、長期縦断的データの、形態・統語論的な検討により対象を広げた分析を行うこととし、音韻形態知 識の習得と動詞アスペクト別分類・be動詞+原型エラーの発現とアスペクトや文型の関係・さまざまな統語・音韻的複雑さの段階別の名詞句構造習得の順序など を対象に分析結果をまとめ、この成果発表を、日本言語学会、日本第二言語習得学会、電子情報通信学会思考と言語研究会、NTU-UT Linguistics Festaなど、複数の学会発表・シンポジウム講演・研究会などで行った。
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すべて 国際共同研究 (7件) 雑誌論文 (19件) (うち国際共著 4件、 査読あり 11件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (37件) (うち国際学会 13件、 招待講演 7件) 図書 (3件) 学会・シンポジウム開催 (2件)
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