研究課題/領域番号 |
19K21633
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分2:文学、言語学およびその関連分野
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研究機関 | 関西大学 (2020-2022) 明海大学 (2019) |
研究代表者 |
大津 由紀雄 関西大学, 外国語学部, 客員教授 (80100410)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | メタ言語能力 / ことばへの気づき / 母語 / 外国語 / 英語教育 / 国語教育 / 言語教育 / 認知科学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は2つの目的を持つ。第一の目的は外国語の学習において身につけた知識が母語に関するメタ言語能力の発達に正の影響を与えるか否かを探ることである。第二の目的は母語に関するメタ言語能力と外国語に関するメタ言語能力が共通の認知機構に根ざすものであるか否かを探ることである。外国語の知識が母語に関するメタ言語能力の発達に正の効果を与えることが実証できれば、認知科学的な意義だけでなく、外国語教育の意義とその在り方に重要な影響を与え、社会的インパクトが期待できる。さらに、メタ言語能力について新たな視点(母語と外国語に関するメタ言語能力の関連)から検討することによってブレークスルーをもたらす可能性がある。
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研究成果の概要 |
本研究においては、母語の知識、外国語の知識、母語に関するメタ言語能力、外国語に関するメタ言語能力を関連させて捉えるための認知モデルを構築した。新型コロナ感染症の拡大により、学校を単位とした大規模な調査が行えなくなったため、このモデルの妥当性を検証するため、規模を縮小した調査を行い、外国語の学習において身につけた知識が母語に関するメタ言語能力の発達に正の影響を与える可能性があることが示唆された。 本研究は学校における英語教育、国語教育などにも重要な示唆を与え得るものであることから、小中高の教員グループとの定期的な会合を重ね、本研究の成果の社会的意義を明確にする努力を重ねてきた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外国語の学習において身につけた知識が母語に関するメタ言語能力の発達に正の影響を与えるか否かを理論的・実証的に探る試みはその重要さにもかかわらず体系的な研究はほとんど行われていなかった。また、母語に関するメタ言語能力と外国語に関するメタ言語能力が共通の認知機構に根ざすものであるかという点も体系的な研究はほとんど行われていなかった。本研究はこの欠落を埋め、言語教育の中に外国語教育を明確に位置づけるための重要な基礎作業となった。 上記のいずれの目的に照らしても、本研究の成果は学校教育における言語教育の在り方について示唆するところが多く、大きな社会的意義を持つ。
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