研究課題/領域番号 |
19K22207
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分34:無機・錯体化学、分析化学およびその関連分野
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
湯浅 順平 東京理科大学, 理学部第一部応用化学科, 准教授 (00508054)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | センサ / 光化学 / 超分子 / 希土類錯体 / 配位化合物 / キラル / 配位子 / 発光 / 温度センサ / 希土類 / 対称性 / 錯体 / 光機能 / 温度センシング / 水溶性 / タンパク / 化学修飾 / ユーロピウム / センサー / 温度検出 |
研究開始時の研究の概要 |
挑戦的研究意義:従来熱力学モデルへの挑戦 熱力学は化学反応や相転移などの物理現象を説明することに貢献してきた。熱力学はこれまで完成された学問だと考えられてきたが、最近では結晶状態のまま相転移するソフトクリスタルの発見など従来の熱力学の考え方では説明できない現象が観測されるようになってきている。 本申請研究ではナノスケールの熱揺らぎを検出することのできる超空間分解能の発光温度センシング技術を開発する。
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研究成果の概要 |
本研究ではナノスケールの熱揺らぎを検出することのできる超空間分解能の発光温度センシング技術を開発することを目的に研究をおこなった。微小空間の温度を精密に測定する有効な手法の一つとして、発光センサを利用したレシオメトリック型の発光セング法があげられる。温度変化を高い空間分解で精密に測定することは、生体内の化学反応の支配要因の解明や、氷の結晶成長などの物理的現象の総合的理解、生体内温度制御を理解する上で重要な研究課題となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
熱力学は化学反応や相転移などの物理現象を説明することに貢献してきた。熱力学はこれまで完成された学問だと考えられてきたが、結晶が結晶状態のまま相転移するソフトクリスタルの発見など、最近の測定技術の進歩とともに従来の熱力学の考え方では説明できない現象が観測されるようになってきた。熱力学の本質となる熱(温度)と乱雑さに基づく動的な解釈が行われていない。分子のランダムな動きとナノスケールの部分的秩序性を理解するためには、乱雑さの尺度である熱(温度)をナノスケールで測定し、分子スケールでの秩序性と熱との関係を明らかにする大胆な実験的試みが必要である。
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