研究課題/領域番号 |
19K22346
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分41:社会経済農学、農業工学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
藤澤 和謙 京都大学, 農学研究科, 教授 (30510218)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 侵食 / 土質力学 / 水理学 / ダルシー流 / ナビエ・ストークス流 / ダルシー流れ / ナビエ・ストークス流れ / 室内実験 / Darcy流れ / Navier-Stokes流れ / Dacy/Navier-Stokes連成流れ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,Darcy/Navier-Stokes連成流れに関する実験研究に取り組むものである.Darcy/Navier-Stokes連成流れとは,多孔質体中の浸透流と流体のみによって占められた領域の流れが同時に生じる流況を意味する.これら二つの流れを接続する現象物理学の基礎研究を深化させ,農学分野を越えて工学や地球科学においても重要となる同連成流れについて,学祭的に利用される研究成果の発信を目指す.
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研究成果の概要 |
当該研究課題の具体的な目的は,Darcy/NS連成流れについて精緻な実験研究と数値解析を進めることにあった.Darcy/NS連成流れとは,多孔質体中の浸透流(Darcy流)と流体のみによって占められた領域(流体領域)の流れ(Navier-Stokes流)が同時に生じる流況を意味する.この研究課題に対して,室内実験によりDarcy/NS連成流れのPIV計測を実施し,変分マルチスケール法による数値計算方法を発展させることに成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の学術的意義は,研究対象となるDarcy/NS連成流れに関する実験研究の希少さにある.現在に至るまで,Darcy/NS連成流れの実験研究は,非常に少なく,希少な実験を基にDarcy/NS連成流れに関する理論的考察がこれまで行われてきた.そのため,現在においてもDarcy/NS連成流れの実験研究は萌芽期にある.本研究成果は,この課題に対して貴重な実験結果を提供するとともに,Darcy/NS連成流れの予測手段を飛躍的に発展させたものとなった.
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