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動物の誕生の仕組みを知る、新規母性効果変異体スクリーニング

研究課題

研究課題/領域番号 19K22376
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
研究機関北海道大学

研究代表者

小谷 友也  北海道大学, 理学研究院, 准教授 (70419852)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード母性因子 / 卵母細胞 / 受精卵 / 初期発生 / 母性効果変異体 / 遺伝子挿入変異 / トランスポゾン / 脊椎動物 / 卵形成 / 遺伝子挿入
研究開始時の研究の概要

配偶子の卵子には初期発生に必要なほぼ全ての因子が準備され、その形成は動物の誕生に極めて重要である。本研究は卵子に蓄積される転写産物の働きを知るために、新規の母性効果変異体スクリーニング法を確立することを目的とする。はじめに、トランスポゾンを使用し高頻度でゼブラフィッシュゲノムに遺伝子挿入を導入する。次に卵子で発現する遺伝子内に導入された遺伝子挿入をGFPの発現でスクリーニングする。同じ遺伝子挿入を持つホモ2倍体のメスを作製し、それら個体が持つ卵子と生まれた胚の発生を解析する。本研究は、卵子形成と動物の誕生の仕組みを理解する研究体系を大きく変換する原動力となりうる。

研究成果の概要

配偶子の卵子には初期発生に必要なほぼ全ての因子が準備されており、その形成は動物の誕生に極めて重要である。本研究は卵子に蓄積される転写産物の働きを知るために、最適化された新規の母性効果変異体スクリーニング方を確立することを目的とした。現在までに、小規模の数の飼育水槽を用い、既存のスクリーニングより遥かに効率良く遺伝子挿入をホモ2倍体に持つメスを作出、卵子形成に異常を示す母性効果変異体の同定に成功した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

卵子形成は全ての動物にとって根源的な現象で、多くの種において古くから形態学的に解析されてきた。一方で、生理学的な解析は限られている。本研究で実施したスクリーニングは、卵子に準備された母性因子と呼ばれる分子の機能を明らかにする。具体的には、スクリーニングで得られる母性効果変異体を解析することで、動物がどのように発生し個体を生み出すのか、その仕組みの解明につながる。本成果は、卵子形成と生物の誕生の仕組みを理解する研究体系を大きく変換する原動力となると期待する。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2021 2019

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] ゼブラフィッシュ初期発生に重要な pou5f3 mRNA 翻訳の時空間制御機構2021

    • 著者名/発表者名
      佐藤圭祐、小谷友也
    • 学会等名
      日本動物学会第92回米子大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 脊椎動物の初期発生におけるmRNAの時空間翻訳制御機構2021

    • 著者名/発表者名
      佐藤圭祐, 前畑香織, 酒井萌子, 高田裕貴, 安田恭大, 小谷友也
    • 学会等名
      第44回日本分子生物学会年会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] ゼブラフィッシュ初期発生におけるpou5f3翻訳の時空間制御機構の解析2021

    • 著者名/発表者名
      佐藤圭祐、小谷友也
    • 学会等名
      日本動物学会第65回北海道支部大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] Temporal and spatial control of translation by aggregation of an RNA-binding protein Pumilio1 and its dissolution in oocytes.2019

    • 著者名/発表者名
      小谷友也
    • 学会等名
      第42回日本分子生物学会年会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-07-04   更新日: 2023-01-30  

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