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RNA 5'末端の構造的多様性と機能の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K22379
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

大平 高之  東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (90727520)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
キーワードRNA / 5' 末端構造 / 5' cap修飾 / 遺伝子発現制御 / 出芽酵母
研究開始時の研究の概要

RNAの5’末端構造は遺伝子発現に関わる重要な役割を担っており、生物はその構造を制御することを介して遺伝子発現を調節している可能性が示唆されている。
本研究課題では、RNAの5’末端構造に基づいた分画法を確立し、次世代シークエンス解析と併用することでRNAの5’末端構造の全体像を解明し、さらにはその制御機構を調べるなどRNAの5'末端構造と遺伝子発現について新たな関連性を見出すことに挑戦する。

研究成果の概要

本研究は、RNAの5’末端および末端領域の遺伝子発現制御における重要性について新たな知見を得ることを目的とし、様々な5’末端構造を持つRNAをそれぞれ特異的に分離し解析する手法を確立すること、さらには新規の5’末端構造を見出すことを目指した。これまでに本目的に適したRNAサンプルの調製法や有効なツールとなる抗体や脱キャップ酵素の選定を行った。また真核生物由来のRNAの解析の過程で新規の末端構造を見出すことに成功した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究において、私たちは様々なRNAの5’末端構造を解析するための精製方法や効率的なサンプルの調製方法を考案し実践するなどRNAの5’末端構造の解析技術の基盤づくりに注力した。従って、本研究を通じて得られた知見や解析手法は今後のRNAの5'末端構造に関する研究に貢献すると期待される。また、本研究では新規の5’末端構造を有するRNAの特定に成功した。本成果はRNAの5’末端構造は従来考えられていたよりも様々な状態を取りうること、5’末端構造は複雑な制御を受ける遺伝子発現における重要な調節領域である可能性を示唆するなど学術的に興味深い知見を提供した。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-07-04   更新日: 2022-01-27  

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