研究課題/領域番号 |
19K22573
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分50:腫瘍学およびその関連分野
|
研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
片岡 圭亮 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 分野長 (90631383)
|
研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2020年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | がん免疫 / シングルセル解析 / がん / 免疫 / 癌 |
研究開始時の研究の概要 |
最近、申請者は10X Genomics技術を応用して、多数の表面マーカー解析と網羅的トランスクリプトーム解析・レパトア解析を単一細胞レベルで同時に実現できる技術を開発した(CITE-seq)。本研究では、この新規単一細胞解析技術を用いて、マウス腫瘍モデルに対してがん免疫を標的とする薬剤を投与した際のがん免疫微小環境に与える影響の網羅的な解析を試みる。将来的には、臨床検体におけるがん免疫微小環境の解析へ応用可能であり、今後のがん免疫治療戦略の改善に資すると期待される。
|
研究成果の概要 |
近年、様々ながん免疫を標的とする薬剤が開発されているが、それらの標的となる細胞集団や分子学的特徴は十分に明らかではない。最近、我々は10XGenomics技術を応用して、多数の表面マーカー解析と網羅的トランスクリプトーム解析・レパトア解析を単一細胞レベルで同時に実現できる技術を開発した(CITE-seq)。本研究では、この新規単一細胞解析技術を用いて、マウス腫瘍モデルにおける免疫チェックポイント分子やその阻害剤が、がん免疫微小環境に与える影響を網羅的に解明した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、申請者が開発した革新的な単一細胞解析技術をがん免疫分野に初めて応用する試みである。今後、臨床検体におけるがん免疫微小環境や、それらの相互作用の解析など様々な研究への応用が可能であり、がん免疫研究の進展に大いに貢献できることが期待される。さらに、本研究性からに基づいて、がん免疫を標的とする薬剤の最適な組み合わせが検討されたり、バイオマーカー開発が進んだりすることが期待され、今後のがん免疫を標的とした治療戦略の改善に資すると予想される。
|