研究課題/領域番号 |
19K22621
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分53:器官システム内科学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
猪阪 善隆 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (00379166)
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研究分担者 |
井上 和則 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (10631301)
水井 理之 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (30423106)
松井 功 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (60456986)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | single cell RNA解析 / 腎発生 / Single cell RNA seq |
研究開始時の研究の概要 |
本研究で我々はscRNA-seq、spatial transcriptomics、AIという3つの新しい技術を組み合わせて、腎疾患の発症・進展に関わる変化を一細胞レベルで捉え、新規腎疾患治療法開発に資する基盤を提供する。疾病腎のscRNA-seqはこれまでほとんど行われていないため、疾病腎scRNA-seq解析のみでも挑戦的研究としての意義を有するが、本研究ではその一歩先を行き、scRNA-seqで得られた一細胞レベルの遺伝子発現情報をspatial transcriptomicsおよびAIと組み合わせて、組織平面上の位置情報を含んだ形で俯瞰できる技術を開発する。
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研究成果の概要 |
シングルセルRNA-seq解析(scRNAseq)は、腎臓のように多種多様な細胞で構成される臓器の解析において非常に有用な知見をもたらす。我々は、sequence read archiveに登録されている複数のscRNAseqデータを再解析し、腎発生におけるnephron progenitorの自己複製プロセスや細胞間コミュニケーションなどを明らかとした。scRNAseq解析では、trajectory解析やRNA velocity解析などを用いることで、従来のbulk RNA sequenceとは異なった側面から生命現象を捉えることが可能となり、今後益々有用なツールとなると考えられます。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
シングルセルRNA-seq解析では、trajectory解析やRNA velocity解析などを用いることで、従来のbulk RNA sequenceとは異なった側面から生命現象を捉えることが可能です。シングルセルRNA-seq解析技術は日々進化しており、今後益々有用なツールとなると考えられる。
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