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頭頸部がん治療のパラダイムシフトへの挑戦

研究課題

研究課題/領域番号 19K22699
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分57:口腔科学およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

小笠原 康悦  東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (30323603)

研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
キーワードがん
研究開始時の研究の概要

近年、T細胞の抑制分子を阻害する免疫チェックポイント阻害剤が効果を挙げており、免疫療法が注目されている。免疫療法は、T細胞などの細胞傷害性をもつ免疫細胞の活性化をもとに開発されてきた。免疫療法において、より効果を挙げるためには、がん特異的な免疫反応がおこることが必要である。本研究は、申請者らが新たに開発した第3世代T細胞受容体レパートリー解析技術を用いて、細胞に「がん特異性」という能力を付与することにより、難治がんを攻撃するがん免疫療法の基盤確立を目的とする。本研究により、がん治療法における新規免疫療法の理論を提示できると考えられる。

研究成果の概要

がんの免疫療法において、免疫チェックポイント阻害薬が効果を挙げているが、奏効率が20%程度であり、より効果的な治療法が望まれている。そのためには、がん特異的な免疫反応が必要である。応募者らが開発した第3世代T細胞受容体レパートリー解析技術を用いて、がん特異的T細胞受容体を用いた、新しいがん免疫療法の基盤確立を目的とした。がん特異的T細胞受容体を用いて、これを可溶型とすることにより、標的細胞への結合を検討した。その結果、がん特異的T細胞受容体は、がん特異的に結合できることが判明した。この方法により、がん特異的なT細胞受容体療法が開発できると考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

免疫チェックポイント阻害薬の登場で、がんの免疫療法が注目されているが、奏効率が20%程度であり、より効果的な治療法が望まれていた。本研究は、応募者らが開発した第3世代T細胞受容体レパートリー解析技術を用いた、がん特異的T細胞受容体の特定について、遺伝子配列情報の提供だけでなく、実際に、がん特異的T細胞受容体が、がん細胞に結合することを示した点、T細胞受容体のヘテロダイマーを構築する技術を開発した点、可溶型T細胞受容体を作製した点に学術的意義がある。また、可溶型T細胞受容体は、新たながん治療法の開発に道筋をつけるものであり、社会的意義も大きい。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 標準免疫学 第4版2021

    • 著者名/発表者名
      宮坂 昌之
    • 総ページ数
      434
    • 出版者
      医学書院
    • ISBN
      9784260042383
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2019-07-04   更新日: 2024-01-30  

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