研究課題/領域番号 |
19K22713
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分57:口腔科学およびその関連分野
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岩山 智明 大阪大学, 歯学研究科, 助教 (80757865)
|
研究分担者 |
村上 伸也 大阪大学, 歯学研究科, 教授 (70239490)
山下 元三 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (90524984)
仲野 和彦 大阪大学, 歯学研究科, 教授 (00379083)
大川 玲奈 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (80437384)
|
研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
|
キーワード | 石灰化 / オルガネラ間相互作用 / リソソーム / ミトコンドリア / 石灰化過程 / オルガネラ / 歯根膜細胞 / リン酸カルシウム / 骨芽細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
硬組織形成細胞内で、リン酸カルシウムの合成・分泌がどのオルガネラで行われ、どのように運搬・分泌されるか、という石灰化の初期過程については、不明な点が多く残されている。そこで、蛍光プローブと組み合わせることでナノレベルの観察が可能な超解像顕微鏡を用いて、蛍光レポーターをノックインした細胞や、オルガネラ関連遺伝子群をノックアウトした細胞、さらには先天性骨系統疾患患者由来細胞を観察することにより、石灰化メカニズムの解明を目指す。
|
研究成果の概要 |
本研究では細胞内の各オルガネラどうしが直接接触し、相互作用を行う「Interorganelle communication」が、硬組織形成にどのような影響を与えているかについて、ゲノム編集技術を用いて改変した細胞を作製し、超解像顕微鏡を用いたナノレベル観察や石灰化能の解析により検討しました。目的通りの細胞が作製され、リソソーム-ミトコンドリア相互作用が石灰化過程において重要な役割を担っていることが示唆されました。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により、骨や歯といった硬組織形成の基本的なメカニズムに関する理解が深まり、骨粗鬆症や歯周病などの疾患の病態解明や新規治療法の開発につながることが期待されます。さらにオルガネラ相互作用が硬組織形成にも関与していることが明確になれば、既存の概念の一新に繋がる潜在性を持つものと期待できます。
|