研究課題/領域番号 |
19K22770
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
|
研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
伊藤 由起 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (80452192)
|
研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
|
キーワード | 2-エチルヘキサノール / 2-エチル-1-ヘキサノール / 揮発性有機化合物 |
研究開始時の研究の概要 |
建築資材等から放出される揮発性有機化合物によるシックビル(シックハウス)症候群(SBS)は未だ重要な健康課題である。中でも2-エチル-1-ヘキサノール(2EH)は、長期的に比較的高濃度で室内空気中に検出される事例が日本中で多数報告されている物質である。SBSでは、鼻、喉、目などの症状に加え、皮膚症状を訴える症例が数%報告されている。ガス状物質や蒸気への反復曝露により皮膚症状が生じるのか、またその機序の解明を目指す。
|
研究成果の概要 |
2-エチル-1-ヘキサノール(2EH)は、長期的に比較的高濃度で室内空気中に検出される事例が日本中で報告されている物質であり、シックビル症候群(SBS)の原因物質の1つである。SBSでは、鼻、喉、目などの症状に加え、皮膚症状を訴える症例が数%報告されている。2EH反復曝露により皮膚症状が生じるか、2EH慢性吸入曝露マウスの皮膚を評価した。2EH曝露開始22週目からマウス臀部から背中にかけて紅斑、脱毛と皮膚硬化、表皮の肥厚を有する個体が増加したが、真皮の変化とは一致しなかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
建築資材等から放出される揮発性有機化合物によるシックビル(シックハウス)症候群(SBS)は未だ重要な健康課題である。中でも2-エチル-1-ヘキサノール(2EH)は、長期的に比較的高濃度で室内空気中に検出される事例が日本中で多数報告されている物質である。研究が十分とは言えないため、室内の2EH濃度については室内濃度指針値が定まっていない。本研究は指針値作成の一助となると考える。
|