研究課題/領域番号 |
19K22920
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分64:環境保全対策およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
戸野倉 賢一 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (00260034)
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研究分担者 |
山田 裕之 東京電機大学, 工学部, 教授 (60419124)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | イソシアン酸 / 生活環境 / 赤外レーザー吸収分光 / 赤外吸収分光 / イソシアネート / 赤外分光法 |
研究開始時の研究の概要 |
イソシアネートは、我々が日常生活で使用しているポリウレタン樹脂への熱・紫外線・機械的作用により発生することが知られている。その人体に対する有毒性はホルムアルデヒドより低濃度で出現するといわれている。イソシアネートの測定には熟練した分析技術を要しており、大気環境中の測定技術は構築されていない。 本研究では、最も単純なイソシアネートであるイソシアン酸を対象とした新しい測定技術を確立し、その環境動態を明らかにすることを目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、これまで環境動態把握が困難であった最も単純なイソシアネートであるイソシアン酸(HNCO)を対象とし、赤外レーザー吸収分光技術を用いた計測装置を開発し、HNCOの高感度計測手法を確立した。開発装置を用いることで都市のHNCO濃度に最も寄与すると言われている自動車の排ガス中のHNCOの計測に成功した。今後、さらに検出感度を高めることにより、屋内環境におけるHNCOのリアルタイムでの環境動態を明らかにできると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、我々の生活大気環境中に存在するイソシアン酸(HNCO)の環境実態を明らかにすることが可能な、赤外レーザー吸収分光技術を用いたHNCOの計測装置を開発した。開発装置を用いた自動車の排ガス中のHNCO計測を行い、その排出実態を明らかにした。本装置を改良することにより、屋内環境におけるHNCOのリアルタイムでの環境動態を明らかにできると考えられる。
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