研究課題/領域番号 |
19K23070
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0102:文学、言語学およびその関連分野
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
今泉 祥子 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (80535013)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 画像暗号化 / 情報埋込み / 著作権保護 / プライバシ保護 / デジタルアーカイブ / 可逆情報埋込み / 画像圧縮 / 埋込み容量 / 画像検索 / 画像セキュリティ / 暗号化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,ディジタルアーカイブ化が急速に進められている文化財について,画像としての文化財の利活用促進を目的とし,著作権やプライバシの情報漏洩,および,不正な二次利用を抑制するための画像保護システムを開発する.開発するシステムは,暗号化および情報埋込みの二つの技術を有する一方,これらの技術の適用による,画像の品質低下や情報量の増加などの制約を抑制し,円滑な利活用を促進する.
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研究成果の概要 |
本研究では,ディジタル化された画像としての文化財の円滑な利活用を目的として画像保護システムを開発した.本システムでは,原画像に対して著作権などの情報を埋め込み,その後,暗号化処理を施すことで出力画像を生成する.埋め込まれた情報は,暗号を解除することなく抽出することができる.一方,暗号化処理を施した後,サーバにおける管理情報などの付加情報を埋め込み,出力画像を生成することも可能である.このとき,埋込み情報は,暗号解除後でも抽出することができる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,デジタルアーカイブ化が急速に進められている文化財について,ディジタル画像としての文化財の利活用促進を目的とし,著作権やプライバシの情報漏洩,および,不正な二次利用を抑制するための画像保護システムについて検討した.一般に,画像に対する暗号化および情報埋込み技術の適用は,画像の品質低下,データ量の増加,画像検索の困難性などを伴い,円滑な利活用の妨げとなる.これらの課題を解決し,文化財画像の利活用促進に貢献することは,学術的にも社会的にも意義がある.
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