研究課題/領域番号 |
19K23177
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0106:政治学およびその関連分野
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研究機関 | 大東文化大学 |
研究代表者 |
岡田 拓也 大東文化大学, 法学部, 講師 (20846646)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ホッブズ / ロック |
研究開始時の研究の概要 |
トマス・ホッブズとジョン・ロックはともに17世紀イングランドの政治思想家として日本でも広く知られている。とりわけ彼らの自然状態論や契約による国家の成立は名高い。しかしホッブズとロックは政治と宗教の関係についても深い考察を巡らした。本研究ではそのような彼らの思想を、17世紀半ばイングランドの思想状況の中に位置づける。ホッブズに関しては、革命期の寛容論争およびリチャード・オーヴァトンとの関係を明らかにし、英文雑誌での論文掲載にまで至ることを目指す。ロックに関しては、広く1660年代の同時代人の議論を調査する。
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研究成果の概要 |
本研究では、17世紀イギリスの政治思想家・哲学者として知られるホッブズとロックを取り上げ、彼らの宗教論を17世紀半ばのピューリタン革命の脈絡に位置付ける研究を行った。ホッブズの主著『リヴァイアサン』の宗教論が同時代人の議論を踏まえている可能性を、ホッブズと同時代人のテキストの綿密な比較により実証的に示した。そしてその成果を国際的な学会や学術誌で発表した。また、ロックの初期の宗教論をピューリタン革命期の寛容論争に位置付ける研究を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ホッブズやロックの政治思想・宗教思想は影響力が大きく、今日の日本でもよく知られている。本研究は、このような彼らの思想が同時代のどのような課題や論争を念頭に置いて生み出されたのかを明らかにしてきた。これにより彼らの思想について、ひいては政治と宗教の関係について、理解を深めることが出来た。この研究結果は海外の有力な学術誌に発表することが出来、国際的にも認められる水準の研究が出来たと言える。
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