研究課題/領域番号 |
19K23285
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
|
研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
枡 千晶 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 助教 (20847008)
|
研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 教育相談 / 中学生 / 発達障害 / 教師 / 特別支援教育 / 発達障害カウンセリング / 中学校 / 知的障害 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、生徒本人、教師、スクールカウンセラー、大学生を対象とした多角的な調査から、中学校通常学級の発達障害やその傾向のある生徒の実態やニーズ、教育相談において求められるコンピテンシーについて検討する。それを基に、中学校通常学級に在籍する発達障害やその傾向のある生徒に関する教育相談について、中学校教師や教員免許取得を目指す学生が学びを深める『特別支援教育・教育相談における中学校教師が実践できる発達障害カウンセリングマニュアル』を開発する。
|
研究成果の概要 |
本研究では、中学校通常学級に在籍する発達障害やその傾向のある生徒に関する教師による教育相談について検討した。その結果、教師による相談では、普段の教師の関わりや姿勢、対応が生徒の相談行動に影響することが示唆された。また、相談実践においては、発達心理学や障害、地域のリソースに関する知識や他の教師・専門家との連携、教育相談の機会を教師・学校側でつくること、教師自身のメンタルヘルス管理、生徒本人が適切な自己理解・自己決定ができるようなサポートが求められていた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、児童生徒の抱える問題の多様化が指摘されており、様々な悩みを抱える児童生徒一人一人に対して、きめ細かく対応することが求められている。本研究では、支援ニーズが高まっていると考えられる中学校通常学級に在籍する発達障害やその傾向のある生徒に関する教育相談に焦点をあて、特に教師が教育相談を行う上で具体的に求められる知識やスキル、態度について検討した点で学術的意義があると考える。
|