研究課題/領域番号 |
19K23658
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0601:農芸化学およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 (2020) 東京大学 (2019) |
研究代表者 |
野崎 翔平 筑波大学, 生命環境系, 助教 (20850910)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 緑の革命 / 転写制御因子 / ジベレリン / DELLAタンパク質 / ブラシノステロイド / BZR転写因子 / X線結晶構造解析 / DNA結合特異性 / 植物によるタンパク質発現系 / 転写因子 / 窒素吸収 / 植物ホルモン / 相互作用解析 |
研究開始時の研究の概要 |
世界の食糧増産に貢献した「緑の革命」植物は、背丈が低く倒れにくいという有用形質を示す一方、窒素吸収能が低下し膨大な肥料を要求するという欠点を持ち合わせる。これは「緑の革命」植物内で高濃度に蓄積される転写抑制因子「DELLAタンパク質」が有する生長肥大や窒素吸収能など多岐にわたる生理作用を同時に抑制するという分子機能に基づいた形質である。 本研究では、従来の欠点を克服した「緑の革命」植物の創生を見据え、DELLAが多様なクラスの転写因子を認識する機構に着目する。生化学的・構造生物学的アプローチから、DELLAが分子内に備える「仕掛け」を原子レベルで解明する。
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研究成果の概要 |
世界の食糧増産に貢献した「緑の革命」植物は、背丈が低く倒れにくいという有用形質を示す一方、窒素吸収能が低下し膨大な肥料を要求するという欠点を持ち合わせる。これは「緑の革命」植物内で高濃度に蓄積される転写抑制因子「DELLAタンパク質」が有する生長肥大や窒素吸収能など多岐にわたる生理作用を同時に抑制するという分子機能に基づいた形質である。本研究では、従来の欠点を克服した「緑の革命」植物の創生を見据え本研究では、従来の欠点を克服した「緑の革命」植物の創生を見据え、DELLAが多様なクラスの転写因子を認識する機構に着目し、DELLAおよびその標的の転写因子群の構造生物学的研究を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で対象とする転写制御因子はいずれも植物が成長・発達や窒素栄養吸収に関与する極めて重要な因子である。そのため、それらの分子機能を分子または原子レベルで明らかにした本研究成果によって、有用形質植物を合理的に創出するための基盤技術開発につながることが期待される。
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