研究課題/領域番号 |
19K23822
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0802:生体の構造と機能およびその関連分野
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
井上 敬一 新潟大学, 医歯学系, 特任助教 (30396981)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | マイトファジー / 老化 / 線維芽細胞 / 遺伝子改変マウス / 細胞老化 |
研究開始時の研究の概要 |
マイトファジーは、細胞の老化に関与すると考えられているが、そのメカニズムはは不明である。申請者は、マイトファジーが細胞老化を抑制していると考え、マウス培養細胞の老化モデルを用いて検証する。具体的には、①マイトファジーと細胞老化の相関、②マイトファジーの細胞老化に対する影響、を解析する。本研究では、マイトファジーによる細胞老化の制御機構を解明するとともに、老化や老年性疾患を抑制するターゲットを提示する。
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研究成果の概要 |
マイトファジー(ミトコンドリアのオートファジー分解)は、傷害を受けたミトコンドリアを分解することにより老化に関与すると考えられている。しかしながらマイトファジーと老化の関連やそのメカニズムは不明であった。申請者は、マイトファジー活性の加齢にともなう変化が老化を制御していると考え、マイトファジーモニターマウスとそこから単離した培養細胞を用いてそれを検証した。具体的には、(1)老化過程におけるマイトファジー活性の変化や相関、(2)老化に対するマイトファジー活性の影響、を解析した。本研究では、老化過程におけるマイトファジーの関わりを解明し、老年性疾患を抑制するターゲットの提示をした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マイトファジー(ミトコンドリアのオートファジー分解)は、傷害を受けたミトコンドリアを分解する。老化にともない傷害されたミトコンドリアが増加することから、老化の過程においてマイトファジー活性は低下していると考えられてきた。しかしながらマイトファジーと老化の関連やそのメカニズムは不明である。本研究は、老化過程におけるマイトファジーの関わりを明らかにし、そのメカニズムをの一端を解明した。また現在の超高齢社会において、健康寿命を延伸するための治療法開発の標的として、マイトファジーの活性調節がその候補となりうることを明らかにした。
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