研究課題/領域番号 |
19K23834
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0802:生体の構造と機能およびその関連分野
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
守谷 崇 昭和大学, 歯学部, 助教 (70849059)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 嚥下 / 注水刺激 / 除脳動脈灌流標本 / 電気刺激 / ラット / 神経活動 / 除脳灌流標本 / GCaMP |
研究開始時の研究の概要 |
嚥下は、脳幹に存在する嚥下の中枢パターン神経機構が嚥下運動をコントロールしているとされるが、呼吸や循環による体動や中枢と部位的に重なることから実験操作が難しく嚥下の神経回路の実態は不明であった。そこで本研究では、大脳皮質を取り除いたラットに心臓移植時に行われる体外循環法を適用した呼吸・循環中枢の影響を受けない嚥下の動物実験モデルを用い、嚥下の神経回路の詳細な走行と神経機構、および呼吸の抑制メカニズムを明らかにする。また、嚥下時の神経活動に関与すると言われるドーパミンやサブスタンスP等の神経伝達物質との関連性を明らかにし嚥下障害の新たな治療法の発見等の一助になると期待できる。
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研究成果の概要 |
本研究における実験から、除脳動脈灌流標本を用いることでイミダプリルの投与による嚥下神経活動の増大には舌咽神経が重要な作用をしていると考えられる。実験方法として注水刺激を行うことで嚥下を誘発しているため比較的臨床に近い手法で嚥下を誘発しており結果に対して有意義な実験であったといえる。今後、リアルタイムイメージング(GCaMP)を用いてsw-CPGの詳細な存在部位の解明をする上でより詳細な領域での神経細胞の活動を観察することが可能になる。そして、これらの活動を解明することで嚥下の神経回路の詳細な走行と神経機構を明らかにすることにつながると考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
嚥下は、脳幹に存在する嚥下の中枢パターン神経機構が嚥下運動をコントロールしているとされるが、呼吸や循環による体動や中枢と部位的に重なることから実験操作が難しく嚥下の神経回路の実態は不明であった。そこで本研究では、大脳皮質を取り除いたラットに心臓移植時に行われる体外循環法を適用した呼吸・循環中枢の影響を受けない嚥下の動物実験モデルを用い、嚥下の神経回路の詳細な走行と神経機構、および呼吸の抑制メカニズムを明らかにする。また、嚥下時の神経活動に関与すると言われるドーパミンやサブスタンスP等の神経伝達物質との関連性を明らかにし嚥下障害の新たな治療法の発見等の一助になると期待できる。
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