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インフルエンザウイルス反応性メモリーB細胞の制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K23875
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0803:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
研究機関国立感染症研究所

研究代表者

森山 彩野  国立感染症研究所, 治療薬・ワクチン開発研究センター, 主任研究官 (60632354)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードインフルエンザウイルス感染 / 抗体 / 自然リンパ球 / B細胞 / 感染免疫 / メモリーB細胞 / ILC / インフルエンザ
研究開始時の研究の概要

感染防御免疫応答において誘導されるメモリーB細胞の制御機構の解明はインフルエンザを始めとした感染症対策において重要である。2型自然リンパ球はB細胞応答の制御に関わる2型サイトカインの産生細胞でありメモリーB細胞応答の制御に関わり感染免疫応答を調節する可能性が考えられるが、その役割は不明である。そこで本研究では2型自然リンパ球がメモリーB細胞の分化や維持・再活性化に関与するか、またその制御機構の解明を目的として研究を行う。

研究成果の概要

インフルエンザウイルス感染後の免疫応答において自然リンパ球がB細胞応答により制御されるか、また自然リンパ球の働きが感染免疫応答を調節するかどうか不明であった。インフルエンザウイルス感染時に作られる抗インフルエンザIgG抗体が自然リンパ球に与える影響を検討したところ、抗体投与群において1型自然リンパ球の顕著な増加がみられた。さらに、抗インフルエンザIgG抗体投与はインフルエンザウイルス感染による体重減少を抑制し、自然リンパ球が感染後の体重減少の抑制に寄与していた。本研究結果から、1型自然リンパ球がIgG抗体により制御されてインフルエンザ免疫応答に関わることが考えられる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果により、インフルエンザウイルス感染時に産生される抗体によって自然リンパ球応答が制御され、これがインフルエンザウイルスに対する生体応答を制御することが示唆された。インフルエンザウイルス感染応答の制御機構の理解が進み、治療薬やワクチンの開発に寄与することが期待される。また自然リンパ球は肺組織以外にもリンパ組織、腸管、脂肪組織、皮膚など様々な組織に局在しており、これらの組織における抗体やB細胞を介した感染防御応答や炎症応答の理解にも寄与することが期待される。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-09-03   更新日: 2024-01-30  

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