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CIML NK細胞の各subset毎の機能解析とそれを応用した胃癌新規治療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K23892
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0901:腫瘍学およびその関連分野
研究機関札幌医科大学

研究代表者

久保 智洋  札幌医科大学, 医学部, 助教 (00634669)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードNK細胞 / 免疫療法 / 細胞障害活性 / 胃癌
研究開始時の研究の概要

ナチュラルキラー(NK)細胞は、感染や癌に対する防御に重要な役割を果たす。近年、NK細胞を複数のサイトカインで刺激することにより、強力な細胞毒性効果のあるCIML(Cytokine Induced Memory Like) NK細胞に変化し、白血病細胞に対する有効性が報告されている。しかしながらCIML NK細胞の各subset(CD56bright 及び CD56dim)の機能は不明な点が多いため、各subset毎に解析を行い、その機能を解明する。さらにCIMLNK細胞の胃癌に対する抗腫瘍効果は不明であるため、胃癌に対する有効性も検討する。

研究成果の概要

NK 細胞を複数のサイトカインで刺激することにより、強力な細胞傷害活性のある Cytokine-induced-memory-like(CIML) NK 細胞に変化することが報告されているが、サブセットの機能や固形腫瘍に対する 効果は不明である。本研究ではCIML NK 細胞の各サブセットのNK 細胞受容体の発現を検討したが、サブセット間における受容体の発現に有意差を認めず、いずれのサブセットも強力な細胞傷害活性を持つことが示唆された。また胃癌細胞株に対する細胞障害活性を検討し、NK 細胞と比較して、有意に細胞障害活性が高いことが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

CIML NK 細胞はの両サブセット共にインターロイキンにより効果的に刺激され、同等の強力な細胞傷害活性を有するとが推察された。さらにCIML NK 細胞は固型癌である胃癌細胞株に対しても既報で示された白血病細胞株と同程度の強力な細胞傷害活性を有し、高いサイトカイン産生能を有することを証明し、胃癌の新たな治療戦略の一つとなる可能性があることを見出した。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Impaired T- and NK-cell reconstitution after haploidentical HCT with posttransplant cyclophosphamide2021

    • 著者名/発表者名
      Benedetta Rambaldi, Haesook T. Kim, Carol Reynolds, Sharmila Chamling Rai, Yohei Arihara, Tomohiro Kubo, Leutz Buon, Mahasweta Gooptu, John Koreth, Corey Cutler, Sarah Nikiforow, Vincent T. Ho, Edwin P. Alyea, Joseph H. Antin, Catherine J. Wu, Robert J. Soiffer, Jerome Ritz, and Rizwan Romee
    • 雑誌名

      Blood Advances

      巻: 26 号: 2 ページ: 352-364

    • DOI

      10.1182/bloodadvances.2020003005

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり / 国際共著

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公開日: 2019-09-03   更新日: 2022-01-27  

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