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乾癬の病態形成における皮膚T 細胞のクロマチン動態およびクロマチン修飾因子の役割

研究課題

研究課題/領域番号 19K24043
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0906:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

柴田 彩  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (50613105)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード皮膚炎症性疾患 / 皮膚免疫 / 表皮細胞 / クロマチン修飾因子 / エピジェネティクス / クロマチン動態 / 乾癬 / T細胞
研究開始時の研究の概要

乾癬は慢性の経過をたどる皮膚炎症性疾患であり、その治療効果からもT17環境に偏った免疫学的異常が病態の一つと考えられている。本研究ではT細胞のクロマチン動態に着目し、クロマチンの構造およびDNAのヒストン修飾(アセチル化やメチル化)によって制御される遺伝子発現(エピジェネティクス)のメカニズムを解明し、乾癬の病態にせまる。

研究成果の概要

皮膚は最外側に位置する臓器であり、常に外界と接するという特異な環境にある。それ故、外傷、病原体の侵入、紫外線といった外的刺激に反応し、表皮角化細胞と免疫細胞は互いにシグナルを伝達することにより、炎症反応を誘導し、表皮の修復を開始する。このように細胞同士が外的刺激に適切に協調的に反応することにより、皮膚の恒常性は保たれており、これらの協調的バランスが崩れると、炎症の増強や遷延が生じ、慢性炎症性皮膚疾患の発症の引き金となる。本研究では慢性の皮膚炎症性疾患に関わる細胞のクロマチン動態に着目した。乾癬においては本来クロマチン制御因子が持つ制御機能が破綻している可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

持続するストレス応答はストレス耐性の獲得につながる一方、細胞内のエピジェネティクス環境がストレス刺激前の状態に十分に戻らない場合、刺激にたいする過敏性を誘導する可能性がある。慢性皮膚炎症性疾患におけるエピジェネティクス環境は病態の維持期や再発期において役割を担っている可能性があり、エピジェネティクスという視点からの病態解明は新規の乾癬治療戦略という点においても重要である。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-09-03   更新日: 2022-01-27  

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