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男性ホルモン低下に着目した加齢に伴う高血圧症の発症原因の探求

研究課題

研究課題/領域番号 19K24170
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

竹内 まどか  名古屋市立大学, 大学院薬学研究科, 助教 (20853659)

研究期間 (年度) 2019-08-30 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードテストステロン / 内皮機能 / 勃起機能 / 血管内皮機能 / 性機能障害 / 血管内皮
研究開始時の研究の概要

ヒトはなぜ年を取ると高血圧になるのだろうか?一見すると“常識”とされていることであるが、その答えは明らかにされてはいない。
我々は加齢に伴う男性ホルモンの低下が加齢に伴う高血圧症発症の要因ではないかと仮説を立てた。この仮説を検証するため、これまでの研究成果をふまえ申請者らが研究を進めてきた従来の薬理学的研究とメタボローム解析研究に加え、エピジェネティクス解析技術を応用し、男性ホルモンが遺伝子制御ネットワークに及ぼす影響を明らかにし、男性ホルモンと動脈硬化の因果関係を明らかにする。

研究成果の概要

男性ホルモンが心血管系組織に及ぼす影響に関しては十分な研究がされておらず、男性ホルモン低下に伴う血管機能障害発症のメカニズム解明が求められている。そこで、男性ホルモン低下に伴う血管機能への影響を明らかにし、さらに男性ホルモンを補充した際の効果を検討することを目的とした。去勢によりラット大動脈の弛緩反応が低下した。一方、テストステロン投与により改善せず、通常ラットにテストステロンを投与したところ、内皮機能障害が見られた。テストステロンは低下するだけでなく、過剰になっても内皮機能障害のリスクとなる可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

テストステロン低下が血管内皮機能障害のリスクとなる可能性が考えられるが、本研究成果により、過剰な投与も危険である可能性が示唆された。本邦のテストステロン療法で使用頻度の高いエナント酸テストステロンは、2-4週間に125-250mgを投与するように、テストステロン療法におけるテストステロン製剤の使用方法は個人によって投与量・投与間隔ともに広範に及ぶ。高用量の投与で体内のテストステロンが生理的濃度を超えてしまうことはもちろん、投与間隔によっても悪影響を与えうることが示唆された。従って、漫然とした投与をせず、頻回に血中濃度を測定しテストステロン療法を行っていくことは不可欠であると考える。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Effect of Late Androgen Replacement Therapy on Erectile Function Through Structural Changes in Castrated Rats2021

    • 著者名/発表者名
      Kataoka T, Hotta Y, Yamamoto Y, Fukamoto A, Takeuchi M, Maeda Y, Kimura K.
    • 雑誌名

      Sexual Medicine

      巻: -

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2019-09-03   更新日: 2022-01-27  

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