研究課題/領域番号 |
19K24237
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
嶋田 あゆみ 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助教 (60813087)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | NICU(新生児集中治療室) / 母乳育児支援 / 看護職 / クリニカルラダー / 実践能力 |
研究開始時の研究の概要 |
NICU(新生児集中治療室)に入院する子どもにとって母乳で育てられることは重要であり,NICUにおける母乳育児支援は社会的にも求められている.それゆえNICUで働く看護職が母乳育児を支援する意義は大きいが,母乳育児支援の実践能力を評価するツールはないのが現状である. 本研究の目的は,NICUにおける母乳育児支援に特化した能力(知識・技術・態度)を明確化・共通化し,NICUの看護職の母乳育児支援ラダーを開発するための基礎資料とすることである.
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研究成果の概要 |
NICUの母乳育児支援に特化した能力を明らかにし、クリニカルラダー開発の基礎資料とすることを目的に面接調査を行い、26サブカテゴリと8カテゴリを抽出した。 自己の成長を促す能力として、母乳育児支援の基礎的知識を身につける、母乳育児支援に向けて自己研鑽に励む、母乳育児支援の経験を重ねて知を獲得する、母子への直接支援をする上での能力として、母と子の関係づくりを支援する、母と子に合った授乳を行えるよう支援する、母親が母乳育児の醍醐味を感じられるよう支援する、母親が母乳分泌を維持していけるよう支援する、チームで働く上での能力として、母乳育児支援に関わる職種で協働し切れ目のない支援を行うが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
NICUにおける母乳育児は重要であり、そこで働く看護職には適切に母乳育児を支援する能力が求められている。しかし現時点では、母乳育児支援の適切性の評価指標や、看護者の実践能力を評価するツールは確立されていない。 本研究で明らかになった能力は、NICUの看護職に必要な母乳育児支援の能力として、母乳育児支援ラダーを開発するための基礎資料となりうる。今後は、これらの能力をもとに、NICUにおける母乳育児支援ラダーを開発することが課題である。
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