研究課題/領域番号 |
19K24332
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
山本 泰暉 福岡大学, スポーツ科学部, 助教 (10845506)
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研究期間 (年度) |
2019-08-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 人工甘味料 / 骨格筋 / 耐糖能異常 / アセスルファムK / スクラロース / 糖尿病関連指標 / マウス / 身体組成 / 二重標識水 / エネルギー代謝 |
研究開始時の研究の概要 |
糖尿病や肥満患者にとって人工甘味料は摂取カロリーを減少させながら,甘味を感じることができる有用なものである.しかしながら,体脂肪や糖尿病リスクの増加などその作用については未だ解明されていない部分も多く,また人工甘味料の骨格筋に対する作用は報告されていない.本研究では人工甘味料摂取により骨格筋量ならびにエネルギー代謝を含む骨格筋機能及びマイオカイン糖代謝マーカーを調べることによって,人工甘味料が骨格筋に与える作用を解明するとともに運動の効果との関連性も明らかにする.
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研究成果の概要 |
糖尿病や肥満患者を含め多くの人にとって、人工甘味料は摂取カロリーを減少させながら、甘味を感じることができる有用なものである。しかし、体脂肪や糖尿病リスクの増加などその作用については未だ解明されていない部分も多い。特に糖代謝に深く関与している骨格筋に対する人工甘味料の作用は報告されていない。本研究では人工甘味料摂取により糖代謝マーカー並びに骨格筋量、骨格筋合成マーカーへ及ぼす影響を異なる期間及び濃度で検証を行った。その結果、投与期間においては一貫した結果が得られたが、濃度においては一貫した結果が得られなかった。高濃度人工甘味料の長期投与は骨格筋量及び骨格筋合成マーカーを増加させる可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人工甘味料は広く普及しており多くの食品に使用されているものの、その効果の全容は不明な点が多い。また、人工甘味料の種類により吸収経路が異なり、摂取量や期間による影響もあり効果の一貫した回答が得られていない。人工甘味料が骨格筋へ影響を与えることはほとんど知られておらず、本研究では、近年使用頻度が高まっている2つの人工甘味料に着目し、その血糖県連指標並びに骨格筋に対する影響を明らかにした。今後はさらに運動との組み合わせを検証していく必要性がある。
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