研究課題/領域番号 |
19KK0029
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分5:法学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
石川 知子 名古屋大学, 国際開発研究科, 教授 (20632392)
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研究分担者 |
西川 由紀子 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (70584936)
山形 英郎 名古屋大学, 国際開発研究科, 教授 (80222363)
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研究期間 (年度) |
2019-10-07 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2021年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2020年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | サイバーセキュリティ / 安全保障 / 経済グローバライゼーション / 国際法 / 経済安全保障 / ロシア・ウクライナ戦争 / データ保護 / サイバーをめぐる官民協働 / 対内直接投資規制 / ミャンマー人道危機 / 経済グローバリゼーション / 対内直接投資 / 外国投資 / 外国貿易 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、クロスボーダーの経済活動がもたらす新たな安全保障上の脅威の増大及び、現在の貿易・投資をめぐる国際的枠組みが、かかる安全保障上の脅威に対応していないとの問題意識に基づき、国際社会が、今後さらに高まることが予想される経済グローバライゼーションと安全保障との間の緊張関係に効果的に対処するためには、この問題に係る国際協力の枠組みの構築が不可欠であると考え、この問題に係る国際協力の枠組みとして考え得る複数の理論的可能性、かつ、その実践に係る実務的な問題を、国際法学及び国際政治学双方の視点から検討する。
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研究成果の概要 |
「経済グローバライゼーションと安全保障との間の緊張関係に効果的に対処するための国際協力の枠組みの構築」に向けた課題や方策を明らかにするため、サイバーセキュリティに対象を絞り、研究分担者を含めたオンラインによる複数回の会議、文献調査、データ分析等の方法により研究を進めた。代表的な成果として、Tomoko Ishikawa and Yarik Kryvoi (eds.) Public and Private Governance of Cybersecurity: Challenges and Potential(CUP, 2023)を刊行するとともに、国際会議(東京、2023)を開催した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「経済グローバライゼーションと安全保障との間の緊張関係」を検討するテーマとして、国際的なガバナンスのコンセンサスが存在しないサイバーセキュリティーの問題を取り上げ、国際法、政治学、国際関係学という学際的なアプローチを採用し、ガバナンスを困難とする要因、政府のみならず民間セクターの役割を含めた協調のための課題をさまざまな視点から検討した本研究には、大きな学術的意義が認められる。また、2023年に本研究の集大成として開催した国際会議は、研究者のみならず、規制担当者、国際機関、NGO等、幅広い参加を得ており、社会的インパクトも認められる。
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