研究課題/領域番号 |
19KK0127
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分27:化学工学およびその関連分野
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
大村 直人 神戸大学, 工学研究科, 教授 (50223954)
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研究分担者 |
堀江 孝史 大阪公立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20513550)
日出間 るり 神戸大学, 工学研究科, 准教授 (20598172)
増田 勇人 大阪公立大学, 大学院工学研究科, 講師 (90781815)
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研究期間 (年度) |
2019-10-07 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2022年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2021年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 渦動力学 / 複雑流体 / プロセス強化 / マルチスケール解析 / 機能構造 |
研究開始時の研究の概要 |
平成30年度から開始した科学研究費補助金基盤研究(A)「革新的プロセスを創生するプロセス強化技術のための渦動力学の体系化への挑戦」において、化学工学の設計論、操作論に新しい枠組みを与えることを目的に、組織的渦構造を自由自在に操るための渦動力学の体系化を試みている。この研究課題の研究成果を社会実装するためには、単純流体系から複雑流体系への展開が必要不可欠であることから、上記研究の展開研究として、4つの複雑流体(非ニュートン性の強い流体、高濃度粒子分散相を有する混相流体、 粘弾性流体、液滴流体)を設定し、それぞれの流体に対して若手研究者を主担当に置き、渦構造制御に関する研究を遂行する。
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研究成果の概要 |
本研究課題では、複雑流体として、当初設定した1) 非ニュートン性の強い流体、2) 高濃度分散相を有する混相流体、3) 粘弾性流体の3つに、期間中に国立台湾大学と新たな国際共同研究課題となった加熱平板上のLeidenfrost液滴を加え、それぞれの複雑流体が渦の発生、消滅、サイズ、形状、動特性の制御性にどのような影響を及ぼすのかを明らかにした。本研究を通じて当初想定した国立台湾大学および、香港城市大学に加え、RMIT大学(オーストラリア)、CSIRO(オーストラリア)、リバプール大学(英国)との共同研究も行なった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究に参画した若手研究者が、本研究課題を通じて、当初の共同研究先であった国立台湾大学及び香港城市大学に加え、独自で国際研究ネットワークを広げ、新たな共同研究を開始したことから、本研究プロジェクトの若手研究者育成への寄与は非常に大きい。さらに、本研究課題だけではなく、新たな共同研究テーマを相手機関と立ち上げ、国際共著論文を執筆するなど、国際共同研究促進にも大きく寄与したと考えられる。
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