研究課題/領域番号 |
19KK0254
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 豊橋創造大学 |
研究代表者 |
後藤 勝正 (山下勝正) 豊橋創造大学, 保健医療学部, 教授 (70239961)
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研究分担者 |
江川 達郎 京都大学, 人間・環境学研究科, 助教 (00722331)
横山 真吾 豊橋創造大学, 保健医療学部, 講師 (30706859)
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研究期間 (年度) |
2019-10-07 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | サルコペニア / niche / 筋衛星細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、筋衛星細胞と運動神経細胞・神経筋接合部のニッチに着目して、運動神経細胞を介した収縮情報のネットワークを中心とした骨格筋の可塑性発現機構を明らかにし、サルコペニア克服策確立のための知的基盤を形成することを目的とする。本研究の目的達成には、共焦点顕微鏡と画像解析ソフトウエアを用いた筋衛星細胞と運動神経細胞・神経筋接合部の空間的位配置の3次元(3D)解析と3D定量化技術が重要な位置を占める。そこで、骨格筋組織の透明化技術、共焦点顕微鏡・画像解析ソフトウエアを用いた卓越した解析技術を確立したミネソタ大学のAsakura博士との国際共同研究として実施する。
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研究実績の概要 |
健康長寿を目指して運動が推奨されている。特に、運動器である骨格筋の機能の維持向上が重要な課題であるのは言うまでもない。一方、加齢に伴う骨格筋量と機能の低下(サルコペニア)に対する適切な運動処方は未確立であり、早急に解決が望まれている。しかし、サルコペニア発症機構は未解明であるだけでなく、運動刺激の増減に応じた骨格筋可塑性(肥大や萎縮や再生)の分子機序の全貌も明らかでない。サルコペニアを克服し、健康寿命の延伸を実現する運動を実施するためには、骨格筋可塑性の分子機構の解明は必須である。そこで本研究は、骨格筋細胞における運動刺激受容機構として筋衛星細胞と運動神経細胞・神経筋接合部のニッチに着目し、加齢に伴うこの空間的相互作用の変容によるサルコペニア発症メカニズムを解明し、運動効果増強によるサルコペニア克服策確立のための知的基盤形成を目指すことを目的として、米国ミネソタ大学との国際共同研究として5か年計画で実施される。2021年度は、その4年目にあたり、ミネソタ大学にて遺伝子改変動物を用いた実験を実施することを当初の計画とした。筋衛星細胞特異的Pax7遺伝子により発現する赤色蛍光強発現遺伝子tdTomatoと運動神経細胞に特異的なThy1遺伝子に緑色蛍光遺伝子YFPを導入したレポーターマウスを用いた運動刺激増加モデルおよび除神経モデル実験をさらに推進した。2年間のコロナ禍の影響により実験計画に遅れが出ていたが、今年度は、2度にわたりミネソタ大学への渡航が可能となり、研究計画の遅れを取り戻すことができた。現在、遺伝子改変動物実験で得たサンプルの解析を行っている。また、ミネソタ大学でも一部サンプルの解析が順調に進んでいる。次年度は、5年改革の最終年度となるが、必要な追加実験や解析の準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2022年度は3年振りに渡航が可能となり、ミネソタ大学での実験を2度にわたり実施することができた。これにより、2年間のコロナ禍による研究計画の遅れを取り戻すことができた。したがって、おおむね順調に進展している状況に回復させることができたと考えている。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度にミネソタ大学で実施した遺伝子改変動物を用いた実験の解析を進める予定である。
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