研究課題/領域番号 |
20380033
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用昆虫学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
塩見 邦博 信州大学, 繊維学部, 准教授 (70324241)
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研究分担者 |
溝口 明 名古屋大学, 理学研究科, 准教授 (60183109)
東 政明 鳥取大学, 大学院・連合農学研究科, 教授 (20175871)
富永 真琴 大学共同利用機関法人自然科学研究機(共通施設), 岡崎統合バイオサイエンスセンター, 教授 (90260041)
太田 広人 熊本大学, 自然科学研究科, 助教 (60450334)
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研究協力者 |
加藤 義臣 国際基督教大学, 名誉教授
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研究期間 (年度) |
2008 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
13,780千円 (直接経費: 10,600千円、間接経費: 3,180千円)
2011年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2009年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2008年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 昆虫生理学 / 昆虫神経内分泌学 / 休眠ホルモン / ヒメシロモンドクガ / カイコ / 季節的多型 / 休眠 / トレードオフ / 発生可塑性 / FXPRLアミド神経ペプチド |
研究概要 |
りんごや桜の害虫として知られているヒメシロモンドクガ(Orgyiathyellina)は、幼虫期の日長条件により、翅サイズや幼虫体色、繭色、卵休眠、卵サイズ、卵色、卵殻の厚さ、産卵数などに季節的多型を持つ昆虫である。我々は、このドクガの卵休眠は、カイコの卵休眠を誘導することで知られているFXPRLアミド族神経ペプチド(FXPRLa)に属する休眠ホルモン(DH)により誘導されることを明らかにし、さらにDHは休眠だけでなく卵のさまざまな多型誘導に関わっていることを明らかにした。これらの結果より、FXPRLaは生活史トレードオフ戦略の一端を担っており、さらに、卵休眠誘導におけるペプチド作用は、FXPRLa受容体のレベルでカイコとは異なる進化過程を経ていることが推測された。
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