研究課題/領域番号 |
20390475
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
岡部 幸司 福岡歯科大学, 歯学部, 教授 (80224046)
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研究分担者 |
岡本 富士雄 福岡歯科大学, 歯学部, 講師 (60153938)
鍛治屋 浩 福岡歯科大学, 歯学部, 講師 (80177378)
井上 隆司 福岡大学, 医学部, 教授 (30232573)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
19,630千円 (直接経費: 15,100千円、間接経費: 4,530千円)
2010年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2009年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2008年度: 12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
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キーワード | 破骨細胞 / Ca^<2+>オシレーション / TRPチャネル / NFAT / 破骨細胞分化 / RANKL / TRPV2 / TRPM7 / NFATc1 / PLC系 / store-operated Ca^<2+> entry / TRP分子 / Ca^<2+>輸送体 / silencin / 非選択性陽イオンチャネル |
研究概要 |
破骨細胞形成の重要な誘導因子であるReceptor Activator of NFκB ligand(RANKL)は、Ca^<2+>オシレーションを誘発し、破骨細胞分化に必須な転写調節因子であるNuclear Factor of Activated T cells 1(NFATc1)を活性化する。このCa^<2+>オシレーションは破骨細胞分化に重要なトリガ信号であるにも関わらず、その細胞内Ca^<2+>流入を担う分子は未だ不明である。 我々はDNAマイクロアレイを用いてこの遺伝子発現を検索した結果、RAW264.7細胞(破骨前駆細胞)をRANKL処理することにより、Transient Receptor Potential Vanilloid channels 2(TRPV2)が有意に発現上昇することを見いだし、Ca^<2+>オシレーション形成と破骨細胞分化におけるTRPV2の発現と機能について検討した。その結果、破骨前駆細胞におけるCa^<2+>オシレーション発生は、RANKLを介するTRPV2の発現上昇や活性化、及び、ストア作動性Ca^<2+>流入(SOCE)の活性化やCa^<2+>放出の促進により誘導されることが明らかとなった。そして、TRPV2によるCa^<2+>オシレーション形成に続く、NFATc1の活性化が破骨細胞形成を促進すると考えられた。
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