研究課題/領域番号 |
20500293
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経科学一般
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
陸 暁峰 順天堂大学, 医学部, 客員准教授 (20360703)
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研究分担者 |
北澤 茂 順天堂大学, 医学部, 教授 (00251231)
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連携研究者 |
北澤 茂 順天堂大学, 医学部, 教授 (00251231)
高田 昌彦 (財)東京都医学研究機構, 副参事研究員 (00236233)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 大小の概念 / 前頭前野 / 9野 / 単一神経細胞記録 / サル / 前頭葉損傷 / 反応時間 / エラー / 概念形成 / 大脳皮質前頭葉 / 人の被験者 |
研究概要 |
本研究では、図形の大きさや時間間隔の長さを区別することにより大小の概念を形成するような認知機能に関する神経メカニズムを解明することを目的とした。大小の概念形成の課題をニホンザルに実行させる際に、前頭前野の9野から単一神経細胞活動の記録を行い、記録したテタを解析した。その結果は、9野の神経細胞が異なる時間間隔の長さ(1、2、4、5あるいは7秒)に選択的に活動した(PLoS ONE,2011,in press)。また、同課題を前頭葉が損傷された患者(主に9野の領域)に大小の概念形成課題を遂行させる際に、行動データ、主に概念形成の課題に関するエラー、反応時間および運動時間を調べた。9野が損傷された患者では、図形の大きさを区別する際、概念形成の課題に関するエラーおよび反応時間が有意に増加した。以上の結果から、9野が図形の大きさや時間間隔の長さなどの大小の概念に関する認知活動に重要な役割を果たしていることが示唆された。
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