研究課題/領域番号 |
20510056
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
岩淵 邦芳 金沢医科大学, 医学部, 教授 (10232696)
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研究分担者 |
橋本 光正 (橋本 光止) 金沢医科大学, 医学部, 助教 (70293975)
渡邉 健司 熊本大学, 発生医学研究センター, 助教 (80404333)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 分子生物学 / 核 / DNA二重鎖切断 / 放射線 / 修復 / ユビキチン / 53BP1 / Rad18 |
研究概要 |
我々はRad18が、53BP1と同様に、細胞へのX線照射に反応してDNA二重鎖切断(DNA double-strand break:DSB)部位に集積しフォーカスを形成することを見出した。X線によるRad18のフォーカス形成はG1期細胞においてのみ53BP1依存性であり、さらにRad18と53BP1との結合依存性であった。Rad18は、in vitroで53BP1の1268番目のリジン残基をモノユビキチン化し、さらに、Rad18は53BP1のモノユビキチン化を介して53BP1のフォーカスを安定化させた。53BP1およびRad18は、G0-G1期細胞に発生したDSBの修復を亢進させた。Rad18によるDSB修復の亢進には53BP1とRad18の結合、Rad18による53BP1のモノユビキチン化が必要であった。以上より、G0-G1期細胞においてRad18は、53BP1との結合を介してDSB部位に集積し、その後53BP1をモノユビキチン化することにより53BP1のDSB部位でのクロマチン結合を安定化させ、その結果53BP1によるDSBの修復を亢進させることが示唆された。
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