研究課題
基盤研究(C)
T.S.エリオットの詩劇作品が彼自身の詩世界や評論・文化論といかに密接に係わり合っているかについて分析を行なった。「世俗的世界」の批判に始まり、「宗教的世界」を重んじるに到った詩世界をそのまま受け継いだのが詩劇前半である。やがて、エリオットが評論執筆を通して、それら両世界の間に見えない繋がりと交流を見出してゆくにつれて、詩劇後半も変化してゆく。エリオットは、劇場という場を使って、人と人とのつながりが希薄となった共同体が再生するために重要な手がかりを示そうとしたのである。
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T.S. ELIOT REVIEW 第21号
ページ: 28-34
ページ: 35-52
日本T.S.エリオット協会『T.S.ELIOT REVIEW』
巻: 第21号 ページ: 28-34
巻: 第21号 ページ: 35-52
県立広島大学『県立広島大学人間文化学部紀要』 第4号
ページ: 91-108
40016608869
県立広島大学人間文化学部紀要 第4号