研究課題
基盤研究(C)
16世紀末~17世紀初頭にイエズス会が作成した語彙集のうち、日本語とポルトガル語・ラテン語との対訳語彙・辞書を中心とする当時の多言語辞書に注目し、イエズス会が作成・印行した実際の日本語・ラテン語テキスト類との語彙の対比を行なうために、ラテン語系辞書の相互照合を進めた他、日本語系字書のデータベース化を進めた。特に、初期キリシタン文献の語彙に就て調査する過程で、初期キリシタン文献国字本の漢字・仮名活字が(従来信じられて来た様な)日本製ではなく、天正少年使節の依頼によって1586 年に欧州で製作された金属活字である事を初めて突き止め、初期キリシタン文献(国字本)の限定された用字法が、活字を恰もアルファベットの如くに考えた活字製造過程自体に由来している事を解明した。研究成果は、国際学会にて発表し、又、印刷術・書物史に関する国際シンポジウムに招待されて発表を行なった他、査読論文として公表した。
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すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (7件) 備考 (7件)
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Ideias Linguisticas na Peninsula Iberica (sec.XIV a sec.XIX).Assuncao, Carlos, Gongalo Fernandes Marlene Loureiro (eds.)
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「日本語研究の12章」(上野善道監修)
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http://joao-roiz.jp/LGR/
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