配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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研究概要 |
作用素環Mの二つの部分環の組{A,B}に対して、コンヌ・スターマー相対エントロピーの修正版エントロピーであるh(A,B)を導入し、h(A,B)の値を通して、AとBの間の関係を解析した。具体的な例としては、Mが行列環、A,Bが共に極大部分環の時のh(A,B)の値を決定し、h(A,B)が最大である為の必要十分条件は、AとBが直交すること等を示した。これらの結果を、更に、Mが連続有限型因子環で、AとBが共に同じ有限指数の部分因子環の場合等にも拡張した。ジョーンズにより、重視されている指数2の部分因子環の場合には、行列環の極大部分環の時の場合に完全に相当する結果が、成立することも示した。
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