研究課題/領域番号 |
20560607
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 福井工業大学 |
研究代表者 |
吉田 純一 福井工業大学, 工学部, 教授 (40108212)
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研究分担者 |
多米 淑人 福井工業大学, 工学部, 講師 (60511920)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 限界集落 / 再生 / 活性化 / 民家調査 / 修復 / 小原ECOプロジェクト / イベント / 宿泊施設 / 小原集落 / 家屋修復 / 板張り / 大壁 / ウデギ / 古民家調査 / 小原 ECO プロジェクト |
研究概要 |
(1)民家の修復、活用:小原ECOプロジェクト事業は、平成18年に始まり、すでに5年を経過。このうち後半の3年間は科研の助成を受けて実施した。この間に5棟の民家を修復、このうち3棟はすでに各種イベントにおいて、宿泊や休憩所として活用されている。また、別添付の新聞記事やテレビ放映資料にもみるように、この活動を通して小原集落の存在をより広く知らしめることができ、訪れる人も年々増加、徐々にではあるが、小原集落の再生、活性化が進行している。 (2)限界集落の再生方法の提案:集落の再生とは、住民を呼び戻し、往時の村落共同体組織を取り戻すのが本来の姿であろうが、小原集落のように住民も少なく、廃村の危機が迫っているような状況においては集落機能の再生は無理である。我々の活動は、集落の施設や景観を活かし、イベントなどを行いながら人を呼び込みながら限界集落の再生、活性化の方向性を目指す、新たな実践事例として評価できる。 (3)建築の実践教育:この活動は学生たちが直に建築に触れ、大工棟梁の指導を受けながらの体験学習の面でも大きな成果を得られた。また、長期間の合宿生活を通して学生間の親睦が深まり、地元民やボランティアらとの交流などを通して、キャンパスでは得られない貴重な体験もでき、学生の人間教育においても大きな成果を得ることができる。
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