研究課題
基盤研究(C)
花き園芸作物にモリブデンを吸収させることにより赤色の花弁を青色化する技術について,青色化機構の解明と適用しうる作物の調査を行った.アントシアニンとMoは試験管内で弱酸性から中性条件下で特定のモル比で青色の錯体を形成した.このことから,液胞中でのアントシアニンとモリブデンの錯体形成によって花色の青色化が生じると考えられた.シクラメン花弁ではモリブデンと結合できるアントシアニンの存在割合が環境条件によって変動したため,青色化効果にも年次変動や個体差が生じた.
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http://www.rdc.kagoshima-u.ac.jp/rdc/search/upload/watanabe-agr.pdf