研究課題/領域番号 |
20580075
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
河合 啓一 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (00002064)
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研究分担者 |
岩間 智徳 岐阜大学, 応用生物科学部, 准教授 (60252128)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 希土類元素 / メチロトローフ / メタノール脱水素酵素 / Methylobacterium / Bradyrhizobium / xoxF / mxaF' / ランタン / セリウム / M.extorquens AM1 / mxaF遺伝子 / xoxF遺伝子 / La / Ce / 誘導酵素 / mxaF'遺伝子 |
研究概要 |
メチロトローフ細菌Methylobacterium sp.MAFF211642のメタノール脱水素酵素(MDH)がメタノール含有培地に30μM Laを添加するとMDH活性が著しく上昇することを見い出し,LaによりMDHが誘導されることを認めた。このLa添加によるMDH活性の誘導はMethylobacterium属細菌に普遍的に認められた。また,メタノール酸化能力を有していることが指摘されているBradyrhizobium属細菌であるBradyrhizobium sp.MAFF211645のMDHがCeにより誘導されることを認めた。LaやCeはメチロトローフ細菌のMDHを誘導することを明らかにした。La及びCeにより誘導された両MDHの分子構造はともにホモ二量体で、従前より研究されてきたMethylobacterium属細菌のMDHの構造(ヘテロ四量体)と異なっていた。さらにMethylobacterium属細菌のLa誘導MDHがxoxF遺伝子の発現産物であること,Bradyrhizobium sp.MAFF211645のMDHがxoxF遺伝子と同義語であるmxaF"遺伝子産物であることを実証し,mxaF遺伝子産物であるCa依存性MDHと異なった遺伝子によりコードされていることを明らかにした。La誘導MDHに関するこれらの知見は生理生化学的,分子生物学的にもっとも研究が進んでいるM.extorquens AM1株においても認められ,LaやCeが細菌の休眠遺伝子を覚醒させる作用があることを指摘した。
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