真正細菌の16S rRNAに生じる7-メチルグアノシン修飾の生理的意義の解明

• 研究課題/領域番号: 20580091
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 応用微生物学
• 研究機関: 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
• 研究代表者: 岡本 晋 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品バイオテクノロジー研究領域, ユニット長 (80353986)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2008年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: RNA修飾 / 大腸菌 / 放線菌 / 二次代謝 / 16S rRNA / 7-メチルグアノシン

研究概要

全ての真正細菌において見られる16S rRNAの7-メチルグアノシン修飾についてその生理的意義の解明を試みた。大腸菌においては実験室レベルの培養条件下ではその欠損の影響はほとんど認められなかった。一方、放線菌では高温条件下における生育の阻害が見られた。また、ストレプトマイセス属放線菌では本修飾の欠損により二次代謝が広く活性化されることを明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] 薬剤耐性変異の導入による翻訳装置および転写酵素の改変と微生物機能の高度利用 (2010)
  • 著者名/発表者名: 岡本晋
  • 雑誌名: 食糧 48 ページ: 63-77
  • 査読あり
• [雑誌論文] Antibiotic overproduction by rpsL and rsmG mutants of various actinomycetes (2009)
  • 著者名/発表者名: 田中幸徳、小松護、岡本晋、徳山真治、梶昭、池田治夫、越智幸三
  • 雑誌名: Applied and environmental microbiology Vol.75、No.14 ページ: 4919-4922
  • 査読あり
• [雑誌論文] Antibiotic overproduction by rpsL and rsmG mutants of various streptomycetes (2009)
  • 著者名/発表者名: 田中幸徳
  • 雑誌名: Applied and Environmental Microbiology VOL 75 ページ: 4919-4922
  • 査読あり
• [学会発表] 薬剤耐性変異の導入による微生物機能の活性化 (2010)
  • 著者名/発表者名: 岡本晋
  • 学会等名: 微生物資源ワークショップ
  • 発表場所: 玉川大学(東京都)
  • 年月日: 2010-11-27
• [学会発表] rsmG mutations-novel links between streptomycin resistance and antibiotic overproduction- (2008)
  • 著者名/発表者名: 岡本晋
  • 学会等名: UK-Japan Workshop 2008 Genomics of antibiotic producing actinomycetes
  • 発表場所: 日本大学ホール(東京)
  • 年月日: 2008-10-31
• [学会発表] rsmG mutations-novel links between streptomycin resistance and antibiotic production- (2008)
  • 著者名/発表者名: 岡本晋
  • 学会等名: UK-Japan Workshop 2008 Genomics of Antibiotic-producing Actinomycetes
  • 発表場所: 日本大学ホール(東京)
  • 年月日: 2008-10-31
• [学会発表] Mutations in rsmG, encoding a 16S rRNA methyltransferase, result in low-level streptomycin resistance and antibiotic overproduction in Streptomyces coelicolor A3(2) (2008)
  • 著者名/発表者名: 岡本晋
  • 学会等名: 第4回日本-フィンランドバイオテクノロジーシンポジウム
  • 発表場所: ガトーキングダムサッポロ(札幌市)
  • 年月日: 2008-10-02
• [学会発表] Mutations is rsmG, encoding a 16S rRNA methyltransferase, result in low-level streptomycin resistance and antibiotic overproduction in Streptomyces coelicolor A3 (2) (2008)
  • 著者名/発表者名: 岡本晋
  • 学会等名: 第4回 日本-フィンランド バイオテクノロジー シンポジウム
  • 発表場所: ガトーキングダムサッポロ(札幌市)
  • 年月日: 2008-10-02
• [学会発表] ストレプトマイシン弱耐性変異rsmG導入による streptomyces 属の二次代謝能の変化 (2008)
  • 著者名/発表者名: 田中幸徳
  • 学会等名: 日本放線菌学会2008年度大会
  • 発表場所: 富士屋ホテル(山梨市)
  • 年月日: 2008-07-10