未知のポリADP-リボシル化タンパク質の同定、修飾部位決定と生物学的意義の解明

• 研究課題/領域番号: 20590291
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 医化学一般
• 研究機関: 長浜バイオ大学
• 研究代表者: 三輪 正直 長浜バイオ大学, バイオサイエンス学部, 教授 (20012750)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2010
• 研究課題ステータス: 完了 (2010年度)
• 配分額: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 翻訳後修飾 / ポリADP-リボシル化 / アフィニティークロマトグラフィー / モノクローン抗体 / 神経細胞死 / アフィニティカラム / ELISA法 / ショウジョウバェ / 分解酵素 / 神経変性 / 転移 / ショウジョウバエ / タンパク質

研究概要

ポリADP-リボシル化は、細胞増殖、細胞死など様々な細胞内機能に関与している翻訳後修飾である。その機能解明により神経難病などの機構解明に役立てることを目的として、モデル生物のショウジョウバエを用いて生体におけるポリADP-リボシル化タンパク質の単離同定を試みている。その結果9-14個の候補タンパク質が2次元電気泳動法にて見出された。現在これらのタンパク質を質量分析装置にて同定を行っている。

研究成果

• [雑誌論文] Approaches to separate and identify polyADP-ribosylated proteins using PARG knockout Drosophila. (2011)
  • 著者名/発表者名: Nodono, H., Hamada, A., Kuroda, Y., Hasegawa, M., Kondo, C., Che, F.S., Hanai, S., Miwa, M.
  • 雑誌名: Methods in Molecular Biology on Poly(ADP-ribose)(A.Tulin ed., Humana Press Inc., Totowa, NJ, USA) in press
  • 査読あり
• [雑誌論文] Regulation of FOXO1-mediated transcription and cell proliferation by PARP-1. (2009)
  • 著者名/発表者名: Sakamaki, J.I., Daitoku, H., Yoshimochi, K., Miwa, M., Fukamizu, A.
  • 雑誌名: Biochem.Biophys.Res.Commun. 382(3) ページ: 497-502
  • 査読あり
• [雑誌論文] Regulation of FOXO1-mediated transcription and cell proliferation by PARP-1 (2009)
  • 著者名/発表者名: Sakamaki, J.I., 他
  • 雑誌名: Biochem.Biophys.Res.Commun. 382(3) ページ: 497-502
  • 査読あり
• [学会発表] タンパク質のポリADP-リボシル化部位の同定 (2010)
  • 著者名/発表者名: 森田寛之, 他
  • 学会等名: 第33回日本分子生物学会年会・第83回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
• [学会発表] ポリADP-リボース定量法の確立 (2010)
  • 著者名/発表者名: 江口貴之, 他
  • 学会等名: 第33回日本分子生物学会年会・第83回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
• [学会発表] ポリADP-リボシル化を受ける未知タンパク質の検出 (2010)
  • 著者名/発表者名: 芝崎僚, 他
  • 学会等名: 第33回日本分子生物学会年会・第83回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
• [学会発表] Identification of polyADP-ribosylated acceptor proteins in poly(ADP-ribose) glycohydrolase knockout Drosophila melanogaster (2010)
  • 著者名/発表者名: 野殿弘人, 他
  • 学会等名: 第33回日本分子生物学会年会・第83回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
• [学会発表] Effect of inhibition of polyADP-ribosylation on centrosome amplification and chromosome numbers (2010)
  • 著者名/発表者名: 虫明正敏, 他
  • 学会等名: 第33回日本分子生物学会年会・第83回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
• [学会発表] ポリADP-リボシル化阻害剤3-aminobenzamieによる細胞周期進行の遅延 (2010)
  • 著者名/発表者名: 高橋淳, 他
  • 学会等名: 第69回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: Osaka International Convention Center, RIHGA Royal Hotel Osaka
• [学会発表] Separation and identification of poly(ADP-ribosyl)ated acceptor proteins in PARG-knockout Drosophila melanogaster that shows neuronal cell death (2010)
  • 著者名/発表者名: 野殿弘人, 他
  • 学会等名: PARP 2010 18^<th> International Conference on ADP-ribose metabolism
  • 発表場所: Zurich, Switzerland
• [学会発表] Separation and identification of poly(ADP-ribosyl)ated acceptor proteins in PARG-knockout Drosophila melanogaster that shows neuronal cell death (2010)
  • 著者名/発表者名: Nodono H.
  • 学会等名: PARP 2010 (18^<th> International Conference on ADP-ribose metabolism)
  • 発表場所: Zurich, Switzerland
• [学会発表] H_2O_2誘導性細胞死を抑制するミトコンドリア局在型P5の役割について (2010)
  • 著者名/発表者名: 設楽優
  • 学会等名: 第33回日本分子生物学会年会・第83回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
• [学会発表] ポリADP-リボシル化阻害剤3-aminobenzamieによる細胞周期進行の遅延 (2010)
  • 著者名/発表者名: 高橋淳
  • 学会等名: 第69回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: International Convention Center, RIHGA Royal Hotel Osaka
• [学会発表] オリゴ及びポリADP-リボシル化タンパク質の単離と同定 (2009)
  • 著者名/発表者名: 田中秀明, 他
  • 学会等名: 第32回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
• [学会発表] ポリ(ADP-リボース)分解酵素{PARG}ノックアウトショウジョウバエにおける蓄積ポリADP-リボシル化タンパク質の単離と同定 (2009)
  • 著者名/発表者名: 浜田彰子, 他
  • 学会等名: 第32回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
• [学会発表] ポリADP-リボースのELISA法による定量の検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 貴田亨, 他
  • 学会等名: 第32回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
• [学会発表] レトロウイルス感染におけるポリADP-リボシル化酵素(PARP)の関与について (2009)
  • 著者名/発表者名: 田中浩司, 他
  • 学会等名: 第82回日本生化学会大会
  • 発表場所: 神戸国際会議場
• [学会発表] DNA損傷で誘導される中心体増幅の新しいシグナル経路 (2009)
  • 著者名/発表者名: 三輪正直, 他
  • 学会等名: 第68回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
• [学会発表] ポリADP-リボシル化の阻害が中心体数と染色体数へ及ぼす影響 (2009)
  • 著者名/発表者名: 虫明正敏, 他
  • 学会等名: 第68回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: パシフィコ横浜
• [学会発表] Effect of inhibitor of poly(ADP-ribose) polymerases on centrosome amplification and chromosome number abnormality (2009)
  • 著者名/発表者名: 三輪正直, 他
  • 学会等名: 9th Korea-Japan Symposium on Cancer and Ageing Research
  • 発表場所: DamYang Resort, Korea
• [学会発表] DNA損傷で誘導される中心体増幅の新しいシグナル経路 (2009)
  • 著者名/発表者名: 三輪正直, 他
  • 学会等名: 第68回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 横浜市(神奈川県)
• [学会発表] ポリADP-リボシル化の阻害が中心体数と染色体数へ及ぼす影響 (2009)
  • 著者名/発表者名: 虫明正敏, 他
  • 学会等名: 第68回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 横浜市(神奈川県)
• [学会発表] ポリ(ADP-リボース)分解酵素{PARG}ノックアウトショウジョウバエにおける蓄積ポリADP-リボシル化タンパク質の単離と同定 (2009)
  • 著者名/発表者名: 濱田彰子, 他
  • 学会等名: 第32回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 横浜市(神奈川県)
• [学会発表] オリゴ及びポリADP-リボシル他タンパク質の単離と同定 (2009)
  • 著者名/発表者名: 田中秀明, 他
  • 学会等名: 第32回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 横浜市(神奈川県)
• [学会発表] ポリADP-リボースのELISA法による定量の検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 貴田亨, 他
  • 学会等名: 第32回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 横浜市(神奈川県)
• [学会発表] Effect of inhibitor of poly(ADP-ribose)polymerases on centrosome amplification and chromosome number abnormality (2009)
  • 著者名/発表者名: 三輪 正直, 他
  • 学会等名: 9th Korea-Japan Symposium on Cancer and Ageing Research, 20090311-20090313 DamYang Resort, Korea
  • 発表場所: 韓国、潭陽リゾート
• [学会発表] アポトーシス誘導におけるポリADP-リボシル化反応の役割 (2008)
  • 著者名/発表者名: 貴田亨, 他
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会、第81回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
• [学会発表] 293T細胞におけるポリADP-リボシル化タンパク質の同定 (2008)
  • 著者名/発表者名: 幸得友美, 他
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会、第81回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
• [学会発表] PARGノックアウトショウジョウバエにおけるポリADP-リボース蓄積の発生に与える影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: 黒田泰仁、他
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会、第81回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
• [学会発表] DNA損傷による中心体増幅を起こす経路の特定 (2008)
  • 著者名/発表者名: 山田真生、他
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会、第81回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
• [学会発表] ヒトデ初期発生過程におけるポリADP-リボシル化の役割 (2008)
  • 著者名/発表者名: 山田夢衣, 他
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会、第81回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
• [学会発表] PARPのポリADP-リボシル化を受ける修飾部位の特定 (2008)
  • 著者名/発表者名: 森田寛之, 他
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会、第81回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
• [学会発表] ポリ-ADPリボリル化の阻害と中心体、染色体との関係 (2008)
  • 著者名/発表者名: 虫明正敏, 他
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会、第81回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
• [学会発表] ポリ(ADP-リボース)分解酵素(PARG)ノックアウトショウジョウバエにおける蓄積ポリADPリボシル化タンパク質の単離 (2008)
  • 著者名/発表者名: 野殿弘人, 他
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会、第81回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
• [学会発表] PARP-1による転写因子FOXO1の制御機構の解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 坂巻純一, 他
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会、第81回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
• [学会発表] レトロウイルス感染におけるポリADP-リボシル化酵素(PARP)の関与について (2008)
  • 著者名/発表者名: 田中浩司, 他
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会、第81回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
• [学会発表] Without DNA damage, inhibition of polyADP-ribosylation causes centrosome amplification (2008)
  • 著者名/発表者名: Masataka Tsuda, 他
  • 学会等名: 第67回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場
• [学会発表] Inhibition of poly(ADP-ribosyl)ation induces chromosomal aneuploidy through abnormal centrosome amplification (2008)
  • 著者名/発表者名: 三輪正直, 他
  • 学会等名: PARP2008 : 17th International Symposium on poly(ADP-ribosyl)ation
  • 発表場所: Tucson, Arizona, USA
• [学会発表] Isolation of polyADP-ribosylated proteins with affinity chromatography using antibody against poly(ADP-ribose) (2008)
  • 著者名/発表者名: Masataka Tsuda, 他
  • 学会等名: PARP2008 : 17th International Symposium on poly(ADP-ribosyl)ation
  • 発表場所: Tucson, Arizona, USA
• [学会発表] Isolation of polyADP-ribosylated proteins with aiffinity chromatography using antibody against poly (ADP-ribose) (2008)
  • 著者名/発表者名: 津田 雅貴, 他
  • 学会等名: PARP2008:17th International Symposium on poly(ADP-ribosy)ation20080528-20080531, Tucson, Arizona, USA
  • 発表場所: 米国、アリゾナ、ツーソン
• [学会発表] Inhibition of poly(ADP-ribosyl)ation induces chromosomal aneuploidy through abnormal centrosome amplification (2008)
  • 著者名/発表者名: 三輪 正直, 他
  • 学会等名: PARP2008:17th International Symposium on poly(ADP-ribosyl)ation20080528-20080531, Tucson, Arizona, USA
  • 発表場所: 米国、アリゾナ、ツーソン
• [学会発表] The establishment mouse model for N-myc-induced hematopoietic tumor (2008)
  • 著者名/発表者名: 杉原 英志, 他
  • 学会等名: 第67回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場
• [学会発表] PARP-1による転写因子FOX01の制御機構の解析 (2008)
  • 著者名/発表者名: 坂巻 純一, 他
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会、第81回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
• [学会発表] ポリーADPリボシル化の阻害と中心体、染色体との関係 (2008)
  • 著者名/発表者名: 虫明 正敏, 他
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会年会、第81回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド