研究課題/領域番号 |
20590356
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
西上 隆之 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (70131589)
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研究分担者 |
辻村 亨 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (20227408)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2008年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 消化器 / 唾液腺 / 消化器・唾液腺 / 潰瘍性大腸炎 / クローン病 |
研究概要 |
潰瘍性大腸炎(UC)では、罹患期間の長い炎症粘膜およびUVに合併した大腸癌にMUC1とMUC5ACの発現を高頻度に認めた。これらのムチンはUC合併大腸癌の有用なサーベイランスマーカーになると考えられる。クローン病の痔瘻に発生した腺癌の免疫学的表現型は、肛門管上皮ではなく直腸粘膜の特性を有していたので、このような腺癌は主として直腸粘膜から発生したと考えられる。UC合併大腸癌にはMSH6遺伝子の変異、CDKN2A/p16遺伝子のメチル化、遺伝子の不安定性を認めた。一方、UC合併悪性リンパ腫ではこれらの遺伝子変化は見られず、EBウイルスの感染を検出した。UC合併大腸癌の発生にはこれらの遺伝子変化が重要な役割を果たし、悪性リンパ腫ではEBウイルスの感染したBリンパ球が長期の炎症を背景に腫瘍化した可能性がある。
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